2025.01.08
プロポーズの返事をしたら、次はいよいよ結婚に向けて本格的な準備がスタート!その第一歩として待っているのが「彼のご両親への結婚挨拶」です。彼との結婚を認めてもらうための、大切なイベントですよね。
彼だけでなく、あなたも緊張してしまう場面だと思います。でも、心配しないでくださいね。ご挨拶の場で一番大切なのは、彼への気持ちや結婚に対する真剣な思いをしっかり伝えることです。そうすれば、ご両親に「息子を安心して任せられる」と感じてもらえますよ。
「きちんとした言葉遣いができるかな…」「どんな話をしたらいいんだろう」と不安に感じることもあるかもしれませんが、事前に少しだけ心構えをしておけば大丈夫!誠実さが伝わる言葉遣いや清潔感のある身だしなみ、そして笑顔を忘れずに心がけることで、自然といい印象を与えられるはずです。
今回は、彼のご両親に結婚のご挨拶をする際に気をつけたいポイントを、服装やマナーを中心にわかりやすくまとめてみました。事前の準備で安心して臨めるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。あなたの門出が素晴らしいものとなるよう、心から応援しています!
前回は【【完全ガイド】相手の実家への結婚挨拶【男性編】これを見れば完璧!準備すること・服装や流れを例文付きで徹底解説!】をご紹介しました!
彼氏さんにも紹介して、2人でこの関門を乗り越えましょう♪
1. 結婚挨拶に向けた事前準備のコツ
1-1. 訪問の前に押さえておきたい3つのポイント
①彼から両親へあなたのことを伝えてもらう
結婚挨拶前に、彼にはしっかりとあなたの情報を両親に伝えておいてもらいましょう。中には、「結婚挨拶当日に初めて彼女のことを聞いた!」なんてケースもあり、戸惑わせてしまうことも……。そうならないよう、以下の情報を彼に伝えてもらうよう、事前に話しておくと安心です。
あなたの情報
- 年齢や職業
- 出身地
- 付き合い始めたキッカケ
- お付き合いしている年数
あなたの家族について
- ご両親の年齢
- ご両親の職業
- 家族構成
彼がこれらの情報をしっかりと伝えておくことで、当日ご両親も緊張がほぐれ、スムーズに会話が弾むかもしれませんよ。
②彼氏と当日の流れを確認しておく
自己紹介のタイミングや挨拶の言葉は、事前に彼と一緒に流れを確認しておくと、安心して当日を迎えられますよ。また、手土産を渡すタイミングや話す内容についても、軽く打ち合わせておくのがおすすめです。
「どこで自己紹介したらいいかな?」とか、「手土産は座る前?それとも後?」なんて、些細なことでも確認しておくだけで、当日バタバタせずにスムーズに進められるはずです。緊張しちゃいそうな場面だからこそ、彼氏と一緒にしっかり準備しておけば心強いですよね!
結婚後の仕事も、事前に話し合おう
結婚挨拶の際には、「結婚後、仕事は続けるの?」といった質問を受けることもあります。
特に彼のお母さまが専業主婦だった場合、仕事と家庭の両立について心配されることも。
もし仕事を続ける予定であれば、「結婚後も仕事を続けます」とハッキリ伝えるよりも、「ふたりで相談しながら、仕事と家庭の両立を考えています」と、柔らかく伝えると好印象に。お互いを思いやる姿勢が伝わり、ご両親にも安心してもらえるはずです。
また、万が一お仕事を続けることに否定的な反応があったら、彼からもしっかりフォローしてもらいましょう。ふたりの意志が揃っていることを伝えられると安心ですし、サポートし合う関係を示すことで、より良い印象を持ってもらえるはずです。
③ご両親のことを事前にリサーチ
例えば、「甘いものが好き」「お酒が好き」「お花が好き」など、彼のご両親の好みが分かれば、手土産選びや話題作りにとても役立ちますよ。彼から事前にそういった情報を教えてもらって、それを考慮したおもてなしをすることで、「この人は息子のことを大切に考えてくれているな」と好感を持ってもらえるんです。
ごあいさつの前に親の性格を事前に聞いておくのも意外と大事。例えば一見気難しそうに見えても、実は人見知りなだけで、打ち解けるととってもフレンドリーだったりすることも。
さらに、相手の親は「わが子の結婚相手がどんな人なのかを知りたい」と思っているので、尋ねられそうなこととその答えを、あらかじめシミュレーションしておくと安心です。
ごあいさつの前に確認しておきたいこと
- 家族構成
- 親の職業や生活スタイル
- 親の趣味や興味のあること
- 親の性格(マナーに厳しい、人見知り、ざっくばらんなど)
- 避けた方がいい話題(政治や宗教のこと、学歴など)
あいさつの場で相手の親から尋ねられそうなこと
- 家族構成や出身地、勤務先など
- 息子のどこが好きなのか
- 親はこの結婚をどう思っているか
- 結婚したら仕事はどうするのか
- 趣味や興味のあること
ちょっとした気遣いが大きな印象につながりますから、彼と一緒に好みをリサーチして、心のこもった準備をしてみてくださいね!
1-2. 手土産の選び方
手土産は、ご両親への感謝の気持ちを伝える大切なアイテムです。
「手ぶらできてね」とおっしゃっるご両親もいますが、やはり用意するのがマナー。
相場は2,000~5,000円くらいが一般的で、あまりにも高価なものを選ぶと逆に相手に気を遣わせてしまうことがあるので、シンプルで上質なものがオススメです。
お菓子や果物、お茶など、みんなが楽しめる品や、あなたの地元のお菓子やお酒を選ぶと良いですね。手土産を渡すときには、「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。ささやかながら、お口に合えばと思いまして」と一言添えて渡しましょう。このとき、必ず紙袋から取り出して、商品そのものを相手にお渡しするのがポイントです。こうすることで、より丁寧な印象を与えることができますよ!
2. 服装のポイント:「上品」「清潔感」「きちんと感」
彼の家に結婚挨拶へ行くとき、服装選びってすごく悩みますよね。ここで大事なのは、「彼のご両親に安心感を与えること」です。だからといって、堅苦しいフォーマルスタイルにする必要はありません。あくまで「きちんと感のある親しみやすい装い」を目指しましょう。
2-1. 女性の服装選びのポイント
①ワンピースまたはブラウスとスカートの組み合わせ
シンプルで落ち着いた色合いのワンピースや、ブラウスとスカートのコーディネートはいかがでしょうか?
柔らかいパステルカラーやベージュ系は、品がありながらも優しさを演出できるのでオススメ。
パンツスタイルならセンタープレスがおすすめです。トップスやアクセサリーで女性らしさをプラスすると◎。
②靴とバッグはシンプルに
ヒールの高さは3~5cm程度の控えめなものを選びましょう。
ヒールが高すぎると派手な印象になったり、家の中で靴を脱ぐときにバランスを崩しやすくなります。また、デザインはシンプルなパンプスが最適です。
つま先が尖りすぎたタイプや、光沢のある素材は避け、落ち着いたカラーを選んでください。ブラック、ネイビー、ベージュなどが無難です。
靴が汚れていたり、踵がすり減っているものは、当然ながらNG。見た目の清潔感を大事にしましょう。
バッグは小さすぎず、大きすぎないサイズ感を選びます。
クラッチバッグなどフォーマルすぎるものは、結婚挨拶の場には向いていないので避けてください。
色は靴に合わせた黒やベージュ、ネイビーなどを選び、派手なデザインやロゴが前面に出るものは控えめに。バッグの中は整理して、必要以上に荷物を詰め込まないようにしましょう。
靴とバッグの色味や素材を統一すると、全体的にまとまり感が生まれ、より好印象を与えられます。靴を履いていても、バッグを持っていても清潔感と上品さが伝わるような選び方を意識してみてくださいね。
③メイクは清楚で上品さを意識
化粧はナチュラルメイクがおすすめです。髪が長い場合はまとめると上品さが増します。また、ネイルは派手なものは避け、ベージュなどシンプルな色にし、爪は短くキレイに揃えておきましょう。爪が長いと家事をしていない印象を与えることがありますので、注意が必要です。香水は好みが分かれるため、つけない方が無難です。全体的に、清潔感を大切にしましょう。
3. 当日のマナー:丁寧で礼儀正しい行動を意識して
いよいよ挨拶当日。ここでは、到着から帰宅までの流れとポイントを詳しく見ていきます。
3-1. 時間は厳守!早すぎてもダメ?
結婚挨拶のために実家を訪ねる場合は、時間ぴったりもしくは約束の時間の1、2分後に行きましょう。
あなたの来客のために準備をしていることもあり、早めの時間はかえって迷惑になるかもしれません。
5分以上遅れるようであれば、事前に連絡を入れておきましょう。
携帯の電源はマナーモードではなく完全にオフにするのがおすすめです。
携帯電話で時間の確認をするのは失礼ですので、腕時計がいいでしょう。
コートを着ている場合は脱いで腕にかけ、身だしなみを改めてお互いにチェックしてからインターホンを押しましょう。
第一印象が大切です。緊張する場面ではありますが、心を落ち着けて笑顔を心がけてください。
3-2. 玄関先での第一印象が大事!
ご両親と対面したら、まずはかんたんな自己紹介をしましょう。
彼が「お付き合いしている〇〇さんだよ」と紹介するとスムーズですね。
「〇〇(彼の名前)さんとお付き合いさせていただいている、〇〇(フルネーム)と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。」
緊張する場面かもしれませんが、自信を持って!
笑顔でハキハキした口調を心がけましょう。
ご両親から、「どうぞ」と言われたら、「ありがとうございます。それでは失礼します。」と、靴を脱いであがります。
この段階では手土産は渡さず、部屋に通されてから渡しましょう。
3-3.部屋を通されてからと座る位置
部屋に入るときには、「失礼します」と一言挨拶することを忘れずに。
基本的には、すすめられた席に座るのがマナーですが、もし上座をすすめられた場合は、
「こちらの席で…」と丁寧に断り、一度下座に向かいましょう。
それでも上座をすすめられたら、「ありがとうございます」とお礼を言ってから上座に向かうと良いですね。
このような細かな気配りが、ご両親に対する敬意を示し、良い印象を与えることに繋がります。
基本的には、入り口に近い場所が下座です。
和室で床の間がある場合、床の間から遠い側が下座です。
3-3. 自己紹介と手土産のタイミング
ご両親と対面したら、改めて挨拶・自己紹介をしましょう。
「○○さんとお付き合いしている(名前)と申します。本日はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございます。」
と丁寧に伝えた後、袋から手土産を取り出して両手で渡します。
このとき、「お口にあえば幸いです」、「○○がお好きとうかがいましたので」
といったポジティブな一言を添えることで、感謝の気持ちや相手への配慮を表現できます。
こうした心遣いが、より良い印象を与えるポイントですので、ぜひ覚えておきましょう!
3-4. まずは歓談。
お互いに緊張しているため、和やかな雰囲気にして、結婚の承諾を得る会話につなげましょう。
①お茶菓子
お茶菓子は、必ずすすめられてから、「いただきます」と伝えて、手をつけましょう。
ご両親があなたを思って選んだお茶菓子。残さず綺麗に食べましょう。
②どんな会話をしたらいい?
- 趣味
- 仕事のこと
- 家族のこと
- 彼の子ども時代の話
- スポーツ
- ペットのこと
最初の切り出しとしては、季節や最近の天気についての話から始めるのが無難です。
こうした軽い話題は、リラックスした雰囲気を作るのに役立ちます。
また、彼の子ども時代の話を聞くのもおすすめです。
ご両親は、息子さんの成長や思い出話を嬉しく思うことが多いので、会話が盛り上がりやすいです。
さらに、実際に目にしていることや、家に向かう途中で感じたことも会話のきっかけになります。
例えば、庭や部屋に飾ってあるお花のこと、出迎えてくれたペットのこと、駅から家までに見た素敵な景色のこと、用意してくれた食事やお菓子のことなど、さまざまなことを観察して、自然に話題に繋げてみてください。
こうした気配りが、ご両親との距離を縮め、和やかな雰囲気を作るポイントになりますよ!
3-5. 彼の両親・彼氏・自分の呼び方
①彼の両親
結婚挨拶の時点では、相手の親は「○○さんのおとうさん」「○○さんのおかあさん」と呼ぶのがマナーです。
この段階では、結婚を許可をもらいに来ているため、いきなり「おとうさん」「おかあさん」と呼ぶと、「まだ結婚を許していないのに……」とネガティブな印象を持たれることがあります。
「○○さんの」とつけることを忘れないようにしましょう。
②彼氏
普段ニックネームや呼び捨てで呼び合っている場合でも、結婚挨拶の時には「○○さん」や「○○くん」と呼び方を変えましょう。
この場は親に結婚の許しを得るための大切な場面です。
手をつないだり、必要以上に見つめ合ったりするのは避けましょう。
逆に、喜びや恥ずかしさが混じり合ってしまい、それを抑えるためにそっけない態度になってしまうこともありますが、それでは「結婚して大丈夫なの?」とご両親を不安にさせることになります。
適度な距離感を保ちつつ、お互いの仲の良さをアピールするよう心がけると良いでしょう。
③自分
自分自身は、「私」と呼ぶようにしましょう。
3-6.結婚の挨拶
場が和んだら、いよいよ結婚挨拶です。どちらの実家でも、結婚報告は男性から切り出しましょう。
結婚挨拶の目的は、二人の結婚の意思をしっかり伝え、お互いの親から承諾を得ることです。
彼の性格によっては切り出せなかったり、自分の親だからと言わない人も。
どのタイミングで切り出すかは彼と事前に打ち合わせをしておきましょう。
彼のご両親からも承諾をいただいたら、
「この度は結婚をお許しいただきありがとうございます。まだまだ未熟ものではございますが、誠也さんと温かい家庭を築いていきたいと思っています。よろしくお願い致します。」
「両親も誠也さんとの結婚をとても喜んでおりました。」
など、結婚を認めてくれた御礼や将来への気持ちを率直に伝えましょう。
3-7. もう一度歓談。
結婚挨拶が終わった後も、すぐには帰らずに再び歓談タイムに入ります。
基本的にはご両親が質問してくれることが多いので、きちんと受け答えができれば問題ありません。
しかし、万が一話が途切れてしまった場合には、彼の子ども時代の話を尋ねてみると会話が盛り上がります。
3-8. 帰るタイミングとお礼の言葉
お話が一段落したら、帰るタイミングを見計らいましょう。長居しすぎないようにし、1~2時間程度で切り上げるのが目安です。
おいとまのタイミングも、彼から切り出すのがマナーです。
帰り際には、「今日はお時間を作っていただいてありがとうございました。今後とも、よろしくお願い致します。」としっかりお礼の言葉を述べることが大切です。
①食事に誘われたら?
最初からそのつもりで準備してくれているかもしれないので、素直に応じても大丈夫です。ただし、帰宅時間は20時くらいを目安にし、あまり遅くならないよう心掛けましょう。
②お手伝いした方がいいの?
彼のお母さまが食事の準備をしているときは、お手伝いを申し出るのが大切です。
「お手伝いすることはありませんか?」と声をかけるといいですね。
もし「気にしないで、ゆっくりしてて」と言われても、素直に受け入れないように気をつけて。「○○さんからお母さんの手料理が美味しいと伺っているので、ぜひお手伝いしたい」と言うと、きっと喜ばれるはず!
キッチンに入るのが苦手な方もいるので、食器を準備したり配膳の手伝いをするなど、さりげなくサポートしましょう。
3-9.帰宅後はすぐにお礼の連絡
帰宅後は、当日中にお礼の電話をすることが大切です。
無事に帰れたか心配している両親もいるので、感謝の気持ちと帰宅報告を兼ねて電話をかけましょう。
緊張するかもしれませんが、これが次につながる第一歩になりますよ!
良好な関係を築くために、勇気を出して電話をかけてみてくださいね。
まとめ
彼氏の家に結婚挨拶に行くのは、大切な一歩ですよね。緊張するかもしれませんが、あなたの真剣な気持ちをしっかり伝えられれば大丈夫!清潔感のある服装やナチュラルメイクで、印象を良くしましょう。お手伝いを申し出て、温かい雰囲気を作るのも大切です。帰宅後にはお礼の電話をして、素敵な関係を築いていきましょう!
リラックスした気持ちで挨拶に臨めば、きっと良い印象を与えることができるはずです。
お二人の新たな門出が素晴らしいものとなりますように、心から応援しています!