2025.08.15

結婚式は、ふたりの想いをかたちにする、人生で特別な一日です。
だからこそ、ゲストへのおもてなしもこだわりたいところですよね。
最近では結婚式のスタイルだけでなく、料理のあり方も多様化が進んでいます。
和洋中を選べるだけでなく、宗教・文化・ライフスタイルに合わせた対応が求められる時代になりました。
中でも注目されているのが、ベジタリアン対応です。
国籍や宗教の違いに加え、健康志向の高まりを背景に、対応を希望するゲストも増えています。
食はゲストの満足度を大きく左右するおもてなしの要。
誰もが心から楽しめる料理を選ぶことは、新郎新婦の優しさを伝える手段でもあります。
今回はベジタリアン対応の結婚式を考えるにあたって、どんな式場を選べば安心なのかを解説。
また、事前にチェックすべきポイントについてご紹介します。
ベジタリアン対応の結婚式ニーズが高まる背景
結婚式のおもてなしは、料理がその中心にあります。
特別な日にふさわしい食を選ぶことは、新郎新婦の気配りや想いを表現する重要なポイントです。
近年では、食に対する価値観も人それぞれ。
中でも、ベジタリアンやヴィーガンといった食のスタイルに注目が集まっています。
健康志向の高まり
20〜30代の若い世代を中心に、身体に優しい食事を意識する人が増えています。
野菜中心の食生活は、美容・健康・ダイエットの観点からも注目されています。
多国籍ゲストへの配慮
ベジタリアン対応が注目される背景には、海外留学や国際結婚などが増えている点もあります。
このようなライフスタイルの多様化により、結婚式に外国籍のゲストを招待するケースも増えています。
宗教的な理由で動物性の食品を避ける方や、文化的背景により特定の食材を口にしない方。
そうしたゲストに配慮することで、安心して食事を楽しんでもらえます。
多様性を尊重する価値観の広がり
今の時代、誰もが自分らしくいられる場を大切にする価値観が浸透しています。
結婚式も同様に、すべての人にとって心地よく過ごせる空間づくりが求められています。
食の多様性に寄り添うことは、ただのサービスではありません。
「一人ひとりを大切にする」という新郎新婦の姿勢が伝わる、素敵なおもてなしになるのです。
▶︎料理重視派におすすめの結婚式場についての記事はこちら
ベジタリアンの種類とは?

ひとことでベジタリアンといっても、実はさまざまな種類があります。
結婚式で料理を用意する際は、ゲストのスタイルに応じた対応が必要です。
ここでは、代表的なベジタリアンのタイプをご紹介します。
ラクト・オボ・ベジタリアン
乳製品と卵は食べますが、肉や魚は食べません。
最も一般的なベジタリアンのスタイルです。
ラクト・オボ・ベジタリアン対応のポイント
・対応しやすく、式場でも柔軟にアレンジ可能
・チーズやクリームを使った前菜や卵を使ったメインもOK
ラクト・ベジタリアン
乳製品はOKでも卵はNGというのが、ラクト・ベジタリアン。
このスタイルは、インドやアジア圏の文化に多く見られます。
ラクト・ベジタリアン対応のポイント
・バターやヨーグルトなどは使用可能
・卵入りのパンやデザートには注意が必要
オボ・ベジタリアン
卵は食べるが、乳製品は避けるスタイルです。
オボ・ベジタリアン対応のポイント
・卵を使った料理(キッシュやオムレツなど)はOK
・チーズや生クリームは除外が必要
ヴィーガン(完全菜食主義)
動物性の食品を一切とらないスタイル。
肉・魚はもちろん、乳製品・卵・はちみつなども避けます。
ヴィーガン対応のポイント
・調味料やブイヨン、ゼラチンにも注意
・使用食材や調理器具の分離も求められることがある
ペスカタリアン(魚介はOK)
肉は避けますが、魚や海産物は食べるスタイルです。
ベジタリアンと誤解されがちですが、別のカテゴリーとして扱うのが一般的です。
ペスカタリアン対応のポイント
・魚介類が使えるため、対応の幅が広い
・他のスタイルと混同しないよう確認を
ベジタリアン対応が叶う結婚式場の選び方
「ベジタリアンのゲストがいるけど、どうすればいい?」
そんな悩みを抱えるプレ花嫁は、実は少なくありません。
しかし近年では、食の多様性に対応した結婚式場も増えてきています。
ここでは、式場選びで確認しておきたいポイントをまとめました。
公式サイトやパンフレットをチェック
まずは、気になる式場のホームページを見てみましょう。
「アレルギー対応可」「個別メニュー相談可」などの表記があるかがポイントです。
注目すべきキーワード
・ベジタリアン対応
・アレルギー対応
・ヴィーガンメニュー可
・宗教対応料理あり
ただし、記載がない=非対応というわけではありません。
対応はできるけれど、明記していないだけの式場もあるため、確認してみましょう。
結婚式場の見学時に具体的に質問してみる
ブライダルフェアや会場見学の際には、直接質問することが大切です。
ベジタリアン対応可能かの質問例
・ベジタリアンメニューの対応は可能ですか?
・ヴィーガンや宗教的配慮にも対応できますか?
・対応した実績はありますか?
・ゲストごとに料理を変更できますか?
この時、結婚式場のスタッフの反応や説明の丁寧さも判断材料になります。
「対応できます」とだけでなく、どう対応してくれるかが明確な会場を選びましょう。
結婚式場のシェフと打ち合わせができるか確認
料理にこだわりたい方は、結婚式のシェフと直接打ち合わせできるかどうかを確認しましょう。
特別なリクエストやゲストのスタイルを、シェフに直接伝えられることで、より安心して当日を迎えられます。
・一緒にメニューを考える時間があるか
・ベジタリアンコースの試食は可能か
・旬の野菜や地元食材など、希望の食材に対応できるか
このように新郎新婦とゲスト、双方が笑顔になれるメニューは、細やかな打ち合わせから生まれます。
対応内容を文書で残しておく
口頭だけのやりとりでは、認識にズレが生じかねません。
対応内容については、メールや見積書などに明記してもらうことをおすすめします。
・対応する人数
・内容の詳細(ベジタリアン or ヴィーガンなど)
・別途料金が発生するかどうか
これらを明確にしておけば、当日のミスマッチを防げます。
結婚式のベジタリアン対応で得られるメリット

結婚式のベジタリアン対応は、単に料理の選択肢を増やすというだけではありません。
そこには、新郎新婦の思いやりや気遣いがしっかりと伝わる力があります。
ここでは、ベジタリアン対応を取り入れることで得られる嬉しい効果をご紹介します。
幅広いゲストに喜ばれる
結婚式には、さまざまな背景を持つゲストが訪れます。
国籍・宗教・ライフスタイル——
このように多様性は、年々広がっています。
そんな中、誰でも安心して食べられる料理を用意してもらえると、ゲストはホッと安心し、より一層リラックスして過ごすことができます。
こんな声が届くことも
「ここまで考えてくれて嬉しかった」
「自分のことを気にかけてくれてありがたい」
このように、一人ひとりに寄り添う配慮は、ゲストの心に強く残ります。
結婚式でおもてなしの質が高まる
ベジタリアン対応は気遣いだけではなく、おしゃれな演出としても注目されています。
彩り豊かな野菜を主役にした料理は、見た目にも華やかでヘルシーで女性ゲストからも人気です。
また、こうした特別対応を行うことで、気配りが行き届いた結婚式という印象を与えられます。
「おもてなしの姿勢が素敵だった」
「細部まで新郎新婦らしさを感じた」
そんな嬉しい感想につながることも少なくありません。
SNSでも話題になりやすい
最近では、ゲストが結婚式の様子をSNSでシェアする機会も増えています。
ベジタリアン料理やヴィーガン対応の心配りは「この結婚式すごい!」と話題になることも。
SNS映えするポイント
・カラフルな野菜の盛り付け
・ヘルシーで美しい前菜プレート
・「○○さん専用ベジメニュー」の名札やカード
このように、オリジナルのアイデアを加えることで、話題性と感動の両方が手に入ります。
新郎新婦の価値観が伝わる
ベジタリアン対応を取り入れることで「人を思いやる姿勢」や「多様性を尊重する考え」がゲストに自然と伝わります。
それは結婚式という場で伝える、ふたりのこれからの在り方の表現にもなります。
「ふたりらしい優しさを感じた」
「こういう考え方って素敵だな」
このような感想が、これからの人生の門出を明るく彩ってくれるはずです。
結婚式のベジタリアン対応の注意点と準備ポイント
ベジタリアン対応を取り入れることで、ゲストにとって心温まるおもてなしが実現します。
しかし、その分事前の準備や確認がとても大切です。
ここでは、後悔しないために押さえておきたいポイントを整理しました。
結婚式場の事前ヒアリングは丁寧に
まず大切なのは、誰がどんな対応を必要としているかを正確に把握すること。
ゲストの中には、自分から言い出しづらい人もいます。
おすすめの方法
・招待状の返信ハガキに記入欄を設ける
・LINEやSNSでさりげなく聞く
・Googleフォームで選択肢つきのアンケートを送る
ただし、聞き方には必要です。
ベジタリアンについて直接的な質問をするのではなく、「食事のアレルギーや制限がある場合は教えてください」と、配慮のある聞き方を心がけましょう。
結婚式場との情報共有は細かく
ゲストからの情報をもとに、式場やシェフとしっかり共有することも重要です。
共有すべき項目
・対応が必要なゲストの人数と氏名
・希望するスタイル(ヴィーガン/ラクトオボなど)
・苦手な食材や調味料の有無
・座席位置(提供ミスを防ぐため)
可能であれば、個別のメニューカードや名札の工夫も効果的。
当日スタッフが迷わず対応できるように準備しておくと安心です。
コース全体のバランスに注意
ベジタリアンメニューは、見た目やボリューム感も大切です。
このとき「野菜だけで物足りなかった…」と感じさせない工夫を取り入れましょう。
バランスアップのアイデア
・豆類やキヌアなどでタンパク質を補う
・旬の野菜で彩りと香りを引き立てる
・デザートにも動物性不使用の選択肢を加える
さらに、可能であれば試食をして確認するのがおすすめです。
実際に食べることで、安心感と満足度がぐっと高まります。
代替メニューも「特別感」を忘れずに
「ベジタリアン対応だから仕方なく…」ではなく、あなたのために用意した特別な一皿という演出が大切です。
心に残るおもてなしの工夫
・メニュー表に「Special Vegetarian Course」の文字を添える
・食材やこだわりポイントをスタッフから一言紹介してもらう
・料理にまつわるストーリーを添える
このように、工夫ひとつでゲストの心に深く残る演出になります。
▶︎レストランウェディングの演出アイデアについてはこちら
まとめ
結婚式は、新郎新婦とゲストが一緒に過ごす、かけがえのないひとときです。
中でも料理は、多くの人が楽しみにしているおもてなしのひとつ。
だからこそ、誰もが安心して食べられる料理を選ぶことは、相手を思いやる心を伝えるシンプルで、あたたかい方法です。
特別な配慮に見えるベジタリアン対応も、
これからの時代では選ばれる結婚式に欠かせない要素となりつつあります。
結婚とはふたりだけの関係を築くだけでなく、さまざまな人とのつながりを育むスタートでもあります。
ゲスト一人ひとりの価値観や背景を尊重することは、ふたりがこれから歩む人生においても大切な姿勢になるでしょう。
食の多様性に寄り添うことは、おいしい記憶と心に残るやさしさを贈ること。
そんな結婚式を目指して、ぜひベジタリアン対応も視野に入れてみてくださいね。
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