準備ガイド

2025.09.24

結婚式のかたちは、時代とともに変化しています。
かつては、豪華で大人数の披露宴を希望する人が多くいました。
近年では、ふたりの価値観に寄り添ったスタイルが支持されています。

なかでも近年注目を集めているのが、少人数婚。
大切な家族や親しい友人だけを招いて、落ち着いた雰囲気の中で過ごす温かな時間。
そんな結婚式に、魅力を感じるカップルが増えています。

「感謝をしっかり伝えたい」
「心のこもった式にしたい」
そんな想いを大切にするふたりにとって、少人数婚はぴったりのスタイルといえるでしょう。

この記事では、少人数婚を選ぶ理由をはじめ、そのメリットについて解説。
また、準備の進め方、費用感に関してもご紹介します。

「自分たちらしい結婚式を挙げたい」
「無理のない範囲で理想を叶えたい」
そう考えているプレ花嫁さんは、ぜひ参考にしてください。

少人数婚を選ぶ理由とは?

少人数婚が注目される背景には、現代のライフスタイルや価値観の変化があります。
一人ひとりとのつながりを大切にしたいと考える人が増え、結婚式のかたちも変わりつつあるのです。

家族や親しい人とゆっくり過ごせる

少人数婚の大きな魅力は「心の距離が近くなる」こと。

大勢のゲストを前にする結婚式では、ひとり一人に向き合う時間が限られます。
その点、少人数であれば、家族や親しい友人とゆっくり会話が可能です。
人数が限られる分、目を見て感謝の言葉を伝える時間が生まれます。

気を使わず自分たちらしさを出せる

少人数婚では、形式にとらわれない進行が可能です。
定番の演出にこだわらず、ふたりらしい工夫を盛り込めます。

例えば、幼い頃の思い出を語るムービーや、ゲストとの歓談中心のプログラムなど。
招待する相手が「よく知る人ばかり」だからこそ、自然体の自分たちを表現しやすくなります。

経済的・時間的負担が抑えられる

準備や費用の負担が少ないのも、少人数婚を選ぶ大きな理由のひとつです。

打ち合わせ回数が減ることで、忙しいふたりでもスムーズに準備が進みます。
また、ゲストの人数が少ない分、必要な費用も全体的に抑えやすくなります。

▶︎少人数婚の魅力について詳しくはこちら

少人数婚のメリットとは?

少人数婚には、多くの魅力があります。
ただ人数を絞るだけではなく、想いが伝わる結婚式を叶えやすいのが特徴です。

一体感のある結婚式が実現

ゲストとの距離が近いため、自然とアットホームな雰囲気が生まれます
たとえば、食事中に会話が弾んだり、写真撮影でも緊張せずに自然体でいられたり。
大勢の中のひとりではなく、ちゃんと関われたという満足感をゲストにも感じてもらいやすくなります。

会場の選択肢が広がる

少人数婚は、ゲスト数に合わせた多彩な会場選びができるのもポイント。

  • レストラン
  • 一軒家風のゲストハウス
  • 少人数専用のプライベート空間

このように選択肢も多く、ふたりの好みに合わせた場所を選べます。

「大人数用の広い会場では落ち着かない」という方にもぴったりです。
ロケーションを活かした写真映えも狙えるため、思い出に残る一日が叶いやすくなります。

準備や費用の負担が軽くなる

少人数婚ではゲストの人数が限られる分、準備にかかる手間や費用も抑えやすくなります。

招待状・引き出物・席次表なども必要最小限で済み、準備期間も短縮可能です。
新生活やお仕事との両立を考えているカップルにとって、現実的で取り入れやすいスタイルといえるでしょう。

少人数婚の注意点と対処法

魅力が多い少人数婚ですが、実施するにあたっては配慮が必要な点もあります。
事前に知っておくことで、より満足度の高い式になります。

招待しない方への配慮が必要

少人数婚では、招待する人を選ぶ必要があります。
そのため、招待しない方への配慮は欠かせません。

招待しない方へ気持ちを伝える手段を準備する

「呼びたくても人数的に難しい」
「家族だけで行いたい」
このように、理由があってのこととはいえ、相手にどう伝えるかは慎重に考える必要があります。

報告ハガキや個別の連絡など、気持ちを伝える手段を準備しておきましょう。

親族と意見分かれした場合はしっかりと話合う

また、両親や親族と意見が分かれることもあります。
その場合は事前にしっかりと話し合い、お互いが納得できるかたちを探ることが大切です。

演出や進行に工夫が必要

大人数の式と比べると、プログラムの構成もコンパクトになります。

その分、下記のように間延びしない工夫やゲスト参加型の演出を取り入れることで、式全体にメリハリが出ます。

  • ゲストとの歓談タイムを長めに取る
  • 思い出の写真や動画を上映する
  • 新郎新婦が自ら司会を務める

こういった工夫を取り入れることで、ふたりの個性が光る演出が映えます。
少人数ならではの空気感を大切にしながら、あたたかく記憶に残る進行を心がけましょう。

少人数婚のおすすめの進め方

スムーズに少人数婚を進めるためには、希望をすり合わせながら準備の流れを整理しておくことが大切です。
ここでは、実際の進め方をステップごとに解説します。

ステップ① 招待する人数とゲストを決める

最初に行いたいのが、招待するゲストの選定です。
人数によって、会場のタイプ・予算・演出が大きく変わります。

家族だけで行う家族婚なら、5〜10名ほど。
親族や親しい友人を含める場合は、10〜30名が目安です。

「誰とどんな時間を過ごしたいか」
「感謝を伝えたい相手は誰か」

そんな視点から話し合うと、自然と答えが見えてきます。

ステップ② 希望に合う会場を探す

人数や雰囲気が決まったら、会場選びへ進みます。
少人数婚では、以下のような会場が人気です。

  • 一軒家を貸し切れるゲストハウス
  • おしゃれなレストランウェディング
  • ホテル内の少人数専用会場
  • 景観が美しいガーデン付き会場

料理のクオリティ・アクセスの良さ・空間の雰囲気など。
会場を選ぶ際は、重視したいポイントを整理して見学に行くのがおすすめです。

なお、少人数婚向けの専用プランがある式場も多いため、事前に公式サイトで確認しておくとスムーズです。

ステップ③ 式のスタイルや演出を考える

少人数婚では、演出や進行を自由に設計できます。

大がかりな余興よりも、下記のようにゲストとの時間を重視したシンプルな構成が人気です。

  • 手紙やサプライズムービーで感謝を伝える
  • ゲストと一緒にケーキカットや乾杯を楽しむ
  • 全員と記念写真を撮る時間を設ける

このような演出だと、心に残るひとときを実現できます。

「どんな一日にしたいか」
「ゲストに何を感じてほしいか」
ふたりでイメージを膨らませていきましょう。

ステップ④ ドレス・アイテムの準備を始める

少人数婚でも、ドレスや装花などの準備は必要です。
ただし、コンパクトな式だからこそアイテムの選び方にもメリハリが大切。

  • ドレスは1着に絞ってもOK
  • ブーケや装花はナチュラルテイストが人気
  • 引き出物は「質重視」でセレクト

会場の雰囲気やテーマに合わせて選ぶことで、統一感のある式になります。

また、プロカメラマンの手配も忘れずに。
規模が小さくても、記録に残すことで何年経っても振り返れる思い出になります。

ステップ⑤ 当日の流れを最終確認

準備の締めくくりは、当日のスケジュール調整です。
少人数婚では、時間にゆとりを持たせた進行が好まれます。
無理のないプログラムを組むことで、新郎新婦もゲストもリラックスして過ごせます。

また、ゲストへの案内状や手配物も少ないため、直前でも落ち着いて準備できるのが嬉しいポイントです。

▶︎少人数でもフォトジェニックな結婚式を叶えるポイントはこちら

少人数婚の費用感と予算の考え方

「少人数婚=安い」と思われがちですが、実際の費用は内容やこだわりによって大きく変わります。
まずは、少人数婚に関する基本的な考え方を押さえておきましょう。

少人数婚の平均費用は?

少人数婚の費用は人数やスタイルによって異なりますが、人数別だと下記が一般的な目安です。

  • 10名:30〜60万円
  • 20名:50〜100万円
  • 30名:80〜150万円

会場使用料・料理・衣装などを含めたトータルで、比較的コストを抑えやすい傾向にあります。

ただし、「ゲストの満足度を重視したい」と考えると、1人あたりの単価は上がるケースもあります。

内訳のポイントを押さえる

少人数婚にかかる費用の内訳は、以下のような項目です。

  • 料理・ドリンク代:ゲスト1人あたり1〜2万円
  • 会場使用料:5〜20万円ほど(プランに含まれることも)
  • 衣装・ヘアメイク:ドレスとタキシードで20〜40万円程度
  • 装花・ブーケ:5〜10万円ほど
  • 写真撮影:プロカメラマンの依頼で5〜15万円前後

規模が小さい分、項目の数自体は変わらなくても、総額としては抑えられやすいのが特徴です。

費用をかけたいポイントを明確にする

少人数婚では、下記のように「何を重点を置くか」をふたりで話し合って決めるのが成功のカギです。

  • 「料理にはこだわりたい」
  • 「ドレスは理想の1着を選びたい」
  • 「写真はしっかり残しておきたい」

このように、優先順位をつけておくことで予算内で満足度の高い式が叶いやすくなります。

費用調整についても考慮する

逆に、ゲスト数が少ないことで節約できる項目もあります。

  • 招待状や引き出物の数量
  • 席次表・席札などのペーパーアイテム
  • 会場装飾の規模やスタッフ数

これらをうまく調整すれば、メリハリのある費用配分が実現できるでしょう。

少人数婚プランを活用するのもおすすめ

最近では、少人数専用のウェディングプランを用意している会場が増えています。

料理・衣装・装花・写真などがセットになったプランを選べば、予算の見通しも立てやすく、安心して準備が進められます。

「プラン内でどこまでカスタマイズ可能か」
「持ち込み料は発生するのか」なども含めて、事前に確認しておくと安心です。

少人数婚に向いているカップルとは?

少人数婚は、すべてのカップルに適しているわけではありません。
ここでは、少人数婚に向いているカップルの特徴をいくつかご紹介します。

アットホームな空間で過ごしたいふたり

「派手な演出よりも、落ち着いた雰囲気が好き」
「形式ばった進行は自分たちらしくない」

そんな想いがあるなら、少人数婚がぴったりです。

家族や親しい友人だけに囲まれて、ゆったりとした時間を過ごす。
そうすることで、ふたりらしい温もりある結婚式が実現できます。

肩肘張らずリラックスして過ごせるからこそ、素直な気持ちを伝えやすい一日になるでしょう。

忙しくても結婚式をあきらめたくない

仕事・転勤・育児の事情があるなどの理由で、長期的な準備が難しいと感じるカップルも多いはず。

しかし少人数婚なら、打ち合わせの回数や準備項目が限られるため、短期間での挙式にも対応しやすくなります。

「大がかりな準備は難しいけど、感謝はきちんと伝えたい」
そんなふたりにとって、少人数婚は強い味方です。

予算を抑えながらも、満足感は大切にしたい

「コストを抑えつつ、後悔のない式にしたい」
というカップルにもおすすめです。

大人数の披露宴ほどの予算はかけられなくても、本当に必要な部分だけに集中して投資することで、満足度の高い式が実現できます。

  • 料理の質にこだわっておもてなし重視に
  • 衣装や写真にしっかり費用をかける
  • 会場装花をナチュラルでおしゃれに仕上げる

このように、人数が少ないからこそ細部にまで心が届きます。
そんな「丁寧な結婚式」が叶いやすくなります。

家族への感謝を大切にしたい

「育ててくれた家族に、しっかり気持ちを伝えたい」
そんな想いを持つ方にも、少人数婚は最適です。

親世代との距離が近く、お互いの心に残る時間を共有しやすいスタイルです。
手紙を読む時間を設けたり、家族で記念撮影をしたりと、かたちに残る演出もより深く感じられます。

まとめ

少人数婚は、心の通う時間を大切にしたいふたりに選ばれている結婚式のかたちです。

家族や親しい友人に囲まれて自然体で感謝を伝えられる一日。
それは、ふたりだけでなくゲストにとっても一生の思い出になります。

準備や費用の負担を抑えながら、内容にはしっかりこだわることができるのも、少人数婚ならではの魅力といえるでしょう。

大切なのは、何を削るかよりも「何を大切にするか」をふたりで見つけること。

ふたりらしい結婚式のかたちは、人数に関係なくきっと叶えられます。

心を込めた準備で大切な人たちと過ごす時間が、かけがえのない思い出となりますように。

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熊本・福岡・山口に結婚式場を構えるマリーゴールドグループでは、家族婚や少人数婚のご希望にも寄り添います。
レストランウェディングならではの演出で、ふたりらしい結婚式を叶えます。
少人数でも満足できる演出として、デザートビュッフェやライブ調理なども可能です。

また、各会場では随時ブライダルフェアを開催しています。
味と見た目にこだわった美食と会場の雰囲気を体感できる、特別な機会です。
これから結婚式を検討される方は、ぜひご予約のうえご参加ください。

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