準備ガイド

2025.08.22

結婚式を予定している方の中には、妊娠中で不安を感じる方もいらっしゃいます。

妊娠中は、体調の変化が起こりやすい時期。
だからこそ、結婚式の準備や当日の過ごし方には、特別な配慮が必要です。

とはいえ、妊娠中だからといって、幸せな一日をあきらめる必要はありません。
少しの工夫と周囲のサポートがあれば、安心して素敵な時間を過ごすことができます。

そこで今回は、妊娠中の結婚式を楽しむための工夫やポイントをご紹介。
無理なく、マタニティ花嫁が笑顔で当日を迎えるためのアイデアが満載ですので、ぜひ参考にしてください。

妊娠中でも結婚式はできる?

妊娠中の結婚式は、体調や赤ちゃんへの影響を悩む方も多いはずです。
しかし、適切な準備と体調管理をすれば、妊娠中でも安心して結婚式を迎えることができます。
ここでは、妊娠中に結婚式を挙げるうえで大切なタイミングと医師の許可についてご紹介します。

医師の許可があれば挙式は可能

まず大前提として、結婚式を予定していることを主治医に相談しましょう。
医師の判断で問題なしとされれば、妊娠中でも挙式は可能です。

とはいえ、妊娠中は体調の変化が起こりやすい時期です。
たとえ安定していても、体に負担がかかる演出や過密なスケジュールは避けましょう。

また、持病や妊娠経過にリスクがある場合は、ママと赤ちゃんの安全が最優先です。
式の延期も視野に入れて検討するようにしましょう。

安定期がベストタイミング

「いつ挙式するのがベストか分からない」
そんな方におすすめなのが、妊娠5〜7ヶ月の「安定期」です。

つわりが落ち着いたタイミング

この時期はつわりが落ち着き、体調も比較的安定してきます。
赤ちゃんの状態も安定しやすいため、安心して結婚式を計画できます。

お腹も目立たずドレスも選びやすい

また、お腹の大きさがほどよく、ドレス選びもしやすい時期です。
マタニティドレスを選ぶ際にも、このタイミングなら選択肢が広がります。

会場選びのポイントは移動のしやすさと柔軟な対応

妊娠中の結婚式では、どこで挙げるかがとても重要になります。
体調を第一に考えるなら華やかさや規模だけでなく、花嫁の身体に寄り添ったやさしい会場を選ぶことが大切です。
ここでは、マタニティ花嫁が結婚式場を選ぶ際に注目したい、ポイントについてご紹介します。

バリアフリーや段差の少なさもチェック

妊娠中は足元が不安定になりやすく、転倒のリスクも高まります。
そのため、会場内に階段や段差が多いと、それだけで大きな負担になります。

バリアフリー設計になっているか

できるだけバリアフリー設計になっている会場を選びましょう。
たとえば、エレベーターの有無や控室から披露宴会場までの動線なども、事前に確認しておくと安心です。

移動が少ない会場がベスト

会場全体の広さもチェックポイントです。
移動距離が長すぎると、それだけで疲れてしまうこともあります。
必要に応じて、スタッフが車椅子や介助を用意できるかどうかも聞いてみましょう。

柔軟に対応してくれるスタッフがいるか

妊娠中の結婚式では、想定外の体調変化が起こることも珍しくありません。
だからこそ、プランナーやスタッフの柔軟な対応力がカギになります。

マタニティ婚の対応経験があるか

式場がマタニティ婚の実績が多いと、花嫁の体調や当日の進行に合わせた提案をしてくれます。
「急な体調不良でも別室で休めるか」
「スケジュール変更に対応できるか」
このように、具体的な質問をして確認しておくと良いでしょう。

一人でがんばらないことが大切

リハーサル時は「当日の動線を一緒に歩いてもらう」といったサポートがあると、より安心できます。
一人でがんばろうとせず、スタッフに頼ることも大切な準備の一つです。

妊娠中の結婚式で取り入れたい工夫

体調が変わりやすい妊娠中の結婚式では、どんな小さなことでも気遣いが安心につながります。
その中でも、事前にできる工夫を取り入れることで、体への負担を減らし、心から結婚式を楽しめるようになります。
ここでは、マタニティ花嫁が実践しやすく、すぐに取り入れられる工夫をご紹介します。

ドレスは体調優先で選ぶ

マタニティ花嫁にとって、ドレス選びは見た目以上に、着心地が大切です。
お腹や胸まわりが締めつけられると、苦しさや吐き気につながりかねません。

妊娠中のドレスは、以下のようなものを選ぶと良いでしょう。

・ウエストに余裕のあるAラインやエンパイアラインのドレス
・柔らかい素材やストレッチ性のある生地

試着の際は、長時間着たときの感覚も意識してみましょう。
立ち座りの動作がスムーズか、座っていてお腹が圧迫されないかも大切なポイントです。

立ちっぱなしを避ける進行にする

妊娠中は、長時間立っているだけでも疲れやすくなります。
とくに披露宴や挙式中、気づかぬうちに負担が積み重なることも。

進行に着席する時間を積極的に取り入れる

式の流れに「着席できる時間」を意識的に取り入れると安心です。
たとえば、立ち会いの場面では椅子を用意してもらう、スピーチ中は座って聞くなどの工夫が効果的です。

また、進行表を事前に確認し、必要があれば座るタイミングを組み込んでもらいましょう。
「少し休む」ことを前提にしたプランづくりが、心と体の余裕につながります。

お色直しは1回までが安心

妊娠中は、短時間の立ち仕事でも疲労を感じやすくなります。

お色直しの移動や着替えは負担になりやすいため、1回までに絞るのがおすすめです。
もしくは、ヘアチェンジや小物のアレンジだけでも、十分に印象を変えることができます。

また、お色直しの際は、控室でゆっくり休憩できる時間を取ると安心です。
着替えを兼ねたリフレッシュタイムとして活用しましょう。

移動距離を最小限に抑える

結婚式当日は、意外と多くの移動が発生します。
控室とチャペル、チャペルと披露宴会場、そして写真撮影場所など、歩く距離が長くなることも。

移動しやすい動線の会場を選ぶ

すべてがワンフロアにまとまっている会場や、移動導線がシンプルな場所を選ぶと安心です。
階段や屋外移動がある場合は、スタッフにサポートをお願いしておきましょう。

体調の変化に対応できる靴を準備する

妊娠中は足がむくみやすいだけでなく、大きなお腹も相まって足元がふらつきがち。
そのため、動きやすい靴やスリッパを控室に準備しておくと、急な体調変化にも対応しやすくなります。

控室で休憩をこまめに

妊娠中は、体調が急に変化することもあります。
そのため、「無理をしない」「疲れを感じたらすぐに休む」という意識を持つことが大切です。

あらかじめ休む場所を整えておく

挙式当日は緊張やテンションの高まりで、つい体のサインを見逃しがち。
控室を自由に出入りできるようにしておき、必要に応じていつでも休める環境を整えておきましょう。

また、パートナーや家族、プランナーに「体調が悪くなったときの合図」などを事前に共有しておくと、より安心です。

お料理は体に優しいメニューに

妊娠中は、体に取り入れるものにも気をつけたいですよね。
特定の食材がNGだったり、胃腸の働きが敏感になっている方も多いはず。

そこで、以下のように料理内容をあらかじめ確認し、必要があればメニューの変更をしてもらいましょう。

・ノンカフェインの飲み物
・油分の少ないメニュー
・アレルギー対応
・塩分制限

さらに、長時間の披露宴では、途中で小腹がすくこともあります。
軽食やフルーツを用意してもらえると、無理なく過ごせます。

演出はシンプルに、感謝の気持ちを主役に

体に負担をかけないためにも演出は派手すぎず、シンプルなものが理想的です。
無理にサプライズを詰め込むよりも、感謝の気持ちがしっかり伝わる時間を大切にしましょう。

・ゲストへの手紙
・動画上映
・フォトブース

といった演出は、身体的負担が少なくておすすめです。
「おもてなし」の気持ちは、決して大がかりである必要はありません。

何よりも、花嫁が笑顔でいられる時間が、ゲストにとっても一番の思い出になります。

▶︎初めての結婚式準備で失敗しないためのポイントについてはこちら

妊娠中の結婚式ではゲストや親族への配慮も忘れずに

妊娠中の結婚式を成功させるためには体調管理はもちろん、ゲストや親族への配慮も大切です。
あらかじめ妊娠していることを伝えておくと、式当日の動きがスムーズになり、気持ちの面でも安心して過ごせます。
ここでは、事前に伝えておきたいことや、当日にサポートをお願いするポイントをまとめました。

妊娠していることは事前に伝えておく

妊娠中であることを、結婚式に招待するゲスト全員に伝える必要はありません。
ただし、両親・親しい親族・親しい友人など、当日関わりの多い人には事前に伝えておくことが大切です。

その理由は、体調によってスケジュール変更がある可能性があるから。
「途中で控室に戻ることがあるかもしれない」
「演出が変更になるかもしれない」
といったことを、あらかじめ伝えておくと、当日慌てずに対応できます。

また、ゲスト側も心の準備ができるため「大丈夫かな?」と心配させてしまうことも減らせます。
安心して見守ってもらえる環境を整えることは、マタニティ婚成功のカギです。

両親や親族にもサポートをお願いする

妊娠中の結婚式では、身近な人たちのサポートがとても頼りになります。
なかでも両親・兄弟姉妹。親戚などの存在は、精神的な安心感にもつながります。

たとえば、以下のように家族にサポートをお願いすることも検討しましょう。

・受付やゲスト対応などを家族にお願いする
・当日の体調に不安がある場合は付き添いを依頼する

さらに、家族がスタッフと連携を取ってくれると、式全体がスムーズに進行します。
花嫁がすべてを背負い込まなくていいように、信頼できる人たちに上手に頼ることがポイントです。

妊娠中の結婚式当日の持ち物リスト

妊娠中の結婚式は、予期せぬ体調変化に備えることがとても大切です。
「もしもの時」への準備があるだけで、心に余裕が生まれます。
ここでは、マタニティ花嫁が式当日に持っておくと安心なアイテムをご紹介します。

必ず持っておきたい基本のアイテム

まずは、妊婦さんにとっての「必需品」から。
これらは万が一の体調変化に備えるためにも、バッグに入れておくのがおすすめです。

母子手帳妊娠の状況が記録されているため万が一のときに必要
健康保険証病院受診の可能性を視野に入れて持参する
常備薬・処方薬産婦人科で処方された薬は必ず持っておく
ノンカフェインの飲み物こまめな水分補給を欠かさず行う
軽食空腹や食べづわりを和らげるために用意する

これらはコンパクトなポーチにまとめておくと便利です。
また、必要であればパートナーや家族にも持っておいてもらいましょう。

快適に過ごすためのサポートアイテム

長時間の結婚式をできるだけ快適に過ごすためにあると嬉しいアイテムをご紹介します。

冷え対策グッズストールや腹巻きなどで冷えを防ぐことも大切
小さなクッションや座布団腰やお腹への負担を軽減
着替えドレスが辛い時や式の後に着替えるゆったりとしたワンピース
履きやすい靴やスリッパ式の前後や移動用でフラットなものだと安心
タオルやウェットティッシュ汗や手元を拭く時に便利

こうしたアイテムを準備しておけば、体調の変化に柔軟に対応しやすくなります。
見た目だけでなく快適さを大切にすることが、当日を穏やかに過ごすカギとなるでしょう。

持ち物はスタッフにも共有しておこう

持ち物の中には、自分だけでなく式場スタッフにも共有しておくと安心なものがあります。
たとえば、母子手帳や保険証の場所、常備薬の有無などは、担当プランナーにあらかじめ伝えておくとよいでしょう。

また、当日バッグを持ち歩くのが大変な場合は、信頼できる家族や友人に預けるのも◎。
「どこに何があるか」を把握しておいてもらえるだけで、万が一のときにすぐ対応してもらえます。

妊娠中の結婚式は心と体の準備も忘れずに

妊娠中の結婚式を成功させるには物理的な準備だけでなく、心と体のゆとりを整えることも大切です。
特別な一日だからこそ、少しでも不安やプレッシャーを減らして笑顔で迎えたいですよね。
ここでは、マタニティ花嫁が式当日を安心して迎えるためにできる心の整え方をご紹介します。

無理せず「楽しむ」ことを一番に

結婚式は、人生の節目を祝う大切な日です。
だからこそ、すべて完璧にしたいと思うのは当然のこと。

しかし、妊娠中という特別な状態にある今は、完璧よりも安全と笑顔が大事です。

手放す勇気も大切

「やりたいけど、今は難しいかも」
そう感じたら、思い切って手放す勇気を持ちましょう。
すべてを抱え込まず、周りの人に頼ることで、負担を減らせます。

深呼吸でリラックス

妊娠中の結婚式は不安も多く、当日はどうしても緊張しがちです。
そんなときは、前日に少し深呼吸して、「楽しもう」と自分に声をかけてみてください。
気持ちが少し軽くなるだけで、体も楽になります。

「やってよかった」と思える選択を

妊娠中に結婚式をするという決断は、勇気のある選択です。
きっと、誰かと比べることもあったでしょうし、迷った日もあったと思います。

しかし、準備を重ねてたどり着いたその日には、「やってよかった」と思える瞬間がきっと待っています。
だからこそ、いまの自分に合った形で後悔のない選択をすることが大切です。

▶︎結婚式場選びのポイントや質問項目のヒントはこちら

まとめ

今回の記事では、妊娠中の結婚式を安心して迎えるための準備や工夫をご紹介してきました。
不安なことも多い時期だからこそ、できることに目を向けながら進めていくことが大切です。

どんな形であれ、大切なのは「自分らしく笑顔で過ごせること」。
完璧な演出よりも、心が通うあたたかな時間が、何よりの思い出になります。

不安の多い妊娠中だからこそ、必要なときは立ち止まり、体調と相談しながら進めていく。
そんな歩み方こそ、これから始まる家族の時間にぴったりのスタートかもしれません。

「妊娠中だから」と諦めるのではなく、「妊娠中だからこそ叶えられる結婚式」がある。
この記事が、そんな前向きな選択のヒントになれば幸いです。

どうかあなたらしいスタイルで、心から祝福される素敵な一日を迎えられますように。

マリーゴールドグループ各店舗ブライダルフェアを随時開催中!

マリーゴールドグループは、熊本・福岡・山口に個性豊かな結婚式場を構えています。

妊娠中でも安心して結婚式を挙げていただけるよう、レストランならではの柔軟な対応で寄り添います。

メニューの変更や当日のサポートなども、気兼ねなくご相談ください。
一人ひとりに合わせた提案で、ふたりらしさをカタチにするお手伝いをいたします。

また、各会場では随時ブライダルフェアを開催しています。
当日の料理や式場の広さなどをご確認いただける機会でもありますので、これからマタニティ婚をお考えの方もぜひご参加ください。

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