2025.08.18

白無垢や色打掛、紋付袴——。
和装での結婚式は凛とした美しさと、日本ならではの厳かな雰囲気をまとえる特別なスタイルです。
一歩足を踏み入れた瞬間から、まるで時を超えたような感動に包まれます。
近年ではドレスを選ぶ花嫁が多い一方で、「やっぱり和装も気になる」という声も増えています。
和装は、洋装に比べて「堅苦しそう」「動きにくそう」といったイメージを持たれがち。
しかし実は、自分らしさを自由に表現できる奥深い魅力があるのです。
伝統を大切にしながらも、色や柄、アクセサリーで今っぽさをプラスする。
そうすることで、モダンで洗練された印象に仕上げることもできます。
和の格式とトレンド感をバランスよく取り入れたスタイルは、SNS映えも抜群。
年配ゲストはもちろん、同世代の友人からも「素敵!」と声が上がること間違いなしです。
この記事では、和装結婚式の魅力をたっぷりとご紹介。
また衣装選びや会場探しで後悔しないためのポイントも解説します。
和装結婚式のメリットとは?
「和装って素敵だけど、実際どうなんだろう?」
そんな疑問を持つプレ花嫁の方も多いのではないでしょうか。
ここでは、和装結婚式だからこそ感じられる魅力をご紹介します。
日本の伝統美を感じられる
まず注目したいのは、和装が放つ日本の美。
白無垢の純白、色打掛の鮮やかさ、引き振袖の気品——
どれもが、私たち日本人の感性に響く美しさを宿しています。
和装は日本の文化や伝統を大切にしたい方にとって、最高の選択肢と言えるでしょう。
親世代や年配ゲストに好印象
次に挙げられるのが、世代を超えて支持される安心感です。
和装姿の花嫁を見ると、親世代や祖父母世代に感激されることが多くあります。
とくに白無垢姿は、花嫁の象徴として、昔から親しまれてきた伝統の装い。
「おじいちゃん、おばあちゃんに晴れ姿を見せたい」
そんな想いを持つ方には、和装がぴったりです。
自分らしさを演出できるスタイルが豊富
意外かもしれませんが、和装こそ自分らしさを表現しやすいスタイルでもあります。
というのも、白一色に見える白無垢でさえ、生地や織り方、刺繍で個性が出せるのです。
色打掛にいたっては、色合い・柄・素材・刺繍の組み合わせが無数にあります。
さらに、帯・草履・髪飾りなどの小物でもセンスをプラスできるのが嬉しいところ。
和装=古風というイメージを覆す、モダンでおしゃれなコーディネートが実現します。
最近ではドライフラワーを使った髪飾りや、洋風のヘアアレンジとの組み合わせも人気。
伝統とトレンドを融合させた今の和装スタイルを楽しむ花嫁が増えています。
ロケーションに映える
また、和装はシチュエーションとの相性が抜群です。
たとえば、神社・日本庭園・竹林・古民家——
どれも和装が映える背景ばかり。
前撮りやフォトウェディングに力を入れたい花嫁にとって、ロケーションとの相性は大きなポイントです。
特に人気なのが、季節との組み合わせ。
春の桜・夏の新緑・秋の紅葉・冬の雪景色——
どの季節にも映えるのが、和装の強みです。
洋装とのギャップで二度楽しめる
最後にご紹介するのが、洋装とのギャップ演出。
挙式では白無垢や色打掛
披露宴ではウェディングドレスやカラードレス…
このギャップがあることで、会場の雰囲気もグッと変化し、ゲストも飽きることなく楽しめます。
また、和装から洋装へのチェンジは、きちんと感と華やかさを演出できる、最強のコンビネーション。
「どちらも着たい!」という花嫁の願いを、無理なく叶えられます。
一着に絞るのがもったいないと感じる方にこそ、ぜひおすすめしたいスタイルです。
和装結婚式に向いている人の特徴

「興味はあるけど、自分に合っているかどうか分からない…」
そんなプレ花嫁さんもいらっしゃるかもしれません。
ここでは、和装結婚式が特にフィットしやすいタイプを、いくつかの視点からご紹介します。
伝統を大切にしたい人
まず挙げられるのが、伝統を大切にしたいと感じている方。
和装は、日本の結婚式文化の原点ともいえるスタイルです。
家族の絆を重んじる演出や、古くからのしきたりを取り入れたい方には、特におすすめです。
また、祖父母や親戚との距離が近い場合、「和装を選んでよかった」と感じる場面も多いでしょう。
落ち着いた雰囲気を好む人
華やかさだけでなく、上品で落ち着いた雰囲気を求める方にも和装はぴったりです。
ドレスは可愛らしさや華やかさが強調されますが、和装には静の美しさがあります。
凛とした佇まいや所作の美しさを大切にしたい方には、とても魅力的に映るはずです。
特に、和の世界観が好きな方や、控えめな雰囲気の式を望む方には相性が良いといえます。
結婚式での和装の種類とそれぞれの特徴
ひとことで和装と言っても、実はさまざまな種類があります。
それぞれの衣装に込められた意味や演出効果を知ることで、自分にぴったりの一着を選びやすくなります。
ここでは、代表的な3つの和装をご紹介します。
白無垢(しろむく)
全身を白で統一した最も格式高い花嫁衣装が、白無垢です。
「純潔」「嫁ぎ先の色に染まる」という意味が込められ、伝統的な挙式にふさわしいとされています。
また、白という色は光を集める効果があるため、写真に写ると凛とした印象と清らかさが引き立ちます。
最近では地紋入りの生地や光沢のある素材を選ぶと、同じ白でも個性を出すことも可能です。
色打掛(いろうちかけ)
色打掛は白無垢とは対照的に、華やかでゴージャスな印象を与える衣装です。
赤や金を基調にしたものが多く、鶴・松・牡丹など縁起の良い柄があしらわれています。
刺繍や織り模様にもこだわった、まさに主役のための装い。
披露宴の入場やお色直しに人気があり、存在感は抜群。
和装らしさを前面に出したい方には、非常におすすめです。
さらに、最近はくすみカラーやモダンな配色の色打掛も増えており、伝統の中に今っぽさを取り入れたい方にも選ばれています。
引き振袖(ひきふりそで)
引き振袖はかつての武家の正装として用いられていた、格式ある衣装です。
裾を引きずるように着付けるのが特徴で、色柄の自由度が高く、帯や小物によってアレンジが楽しめます。
色打掛よりも軽やかで動きやすく、披露宴での立ち居振る舞いもスマートに。
「和の装いはしたいけれど、華美になりすぎたくない」
という方にぴったりの選択肢です。
和装結婚式の注意点と対策
和装結婚式にはたくさんの魅力がありますが、一方で事前に知っておくべきポイントもあります。
「知らなかった…」と後悔しないために、準備段階から意識したい注意点とその対策をチェックしておきましょう。
動きにくさがある
まず最初に知っておきたいのが、和装特有の「動きづらさ」です。
白無垢や色打掛は生地が分厚く重いため、歩くときや階段の昇降が大変な場合もあります。
また、裾を引く衣装の場合は、歩幅を小さく保つ必要があり、自然と動作がゆっくりになりやすいでしょう。
事前の練習と介添人を頼る
解決策としては、事前に立ち居振る舞いの練習をしておくことで安心できます。
リハーサルや試着の際に歩き方を確認しておくと、本番で慌てずに済みます。
また、式当日は「介添人(かいぞえにん)」と呼ばれるスタッフがついてくれます。
裾さばきや移動をサポートしてくれるので、不安がある方は事前に確認しておきましょう。
着付けやヘアメイクに時間がかかる
続いて押さえておきたいのが、支度に時間がかかる点です。
洋装と比べて和装は着付けの工程が多く、しっかりとした結い上げの髪型を含めると、支度にかかる時間は約1.5〜2時間を想定しておくのが安心です。
特に朝の神前式など、開始時間が早い挙式を選んだ場合は、早朝からの準備が必要になることもあります。
式場スタッフとの事前共有がカギ
着付けやヘアメイクは、事前に会場スタッフと当日のタイムスケジュールを共有しておきましょう。
スムーズに準備を進めるためにも、余裕を持って時間を組んでおくのが大切です。
また、和装に合うメイクや髪型も、美容スタッフとのイメージ共有が肝心です。
ヘアメイクリハーサルを行うことで、理想に近づけられます。
結婚式場との相性を確認する必要がある
そしてもうひとつ大事なのが、会場選びの相性チェックです。
洋風のチャペルやリゾート風の会場では、和装がやや浮いてしまう可能性も。
せっかくの衣装が活かしきれない…という事態を避けるためにも、和の演出が似合う空間かどうかをしっかり見極めましょう。
和装が映える式場かをチェック
理想は、庭園・神殿・和モダンな建築を備えた式場。
写真撮影スポットもチェックしておくと、和装の魅力を引き出せる構図が見えてきます。
また、和装の挙式・披露宴に慣れているスタッフがいるかどうかも重要なポイント。
着付けや段取りに不慣れな式場では、当日バタつくこともありますので、事前に見学や相談を重ねることで安心感が生まれます。
暑さ・寒さへの対策も必要
季節によっては、和装ならではの課題も出てきます。
たとえば、夏場の白無垢や打掛はかなりの暑さを感じやすく、熱がこもりやすいため屋外の挙式には工夫が必要です。
一方、冬場は肌の露出が少ない分寒さ対策は比較的しやすいですが、足元や袖口の冷えを防ぐアイテムを仕込んでおくと安心です。
季節ごとの衣装選びや体温調節の工夫も、快適に過ごすためのポイントとなります。
和装を取り入れた結婚式の演出アイデア

和装を選ぶことで、結婚式全体の雰囲気も自然と和に寄っていきます。
せっかくなら衣装に合わせて演出も和のテイストで統一することで、より一体感のある空間が生まれます。
ここでは、和装だからこそ映える、ゲストの記憶に残る演出アイデアをご紹介します。
和紙や水引を使った招待状・ペーパーアイテム
まずは、結婚式の第一印象=招待状から。
和紙・水引・水彩の和柄を取り入れたペーパーアイテムは、手に取った瞬間から和の世界観が伝わります。
メニュー表や席札にも同じモチーフを使うことで、会場全体に統一感が出て、細部までこだわった印象に。
特に、手漉き和紙を使ったアイテムは、温もりがあり印象的です。
ナチュラルな雰囲気を大切にしたい方にもぴったり。
番傘や折り鶴を使った入場・演出
入場シーンは、ゲストの注目が最も集まる瞬間。
和装に合わせて、演出にも「らしさ」を取り入れましょう。
入場時に和傘をさすと写真映えも◎
たとえば、赤や紫の和傘を差しての登場は、写真映えも抜群。
会場が一気に映画のワンシーンのような雰囲気に変わります。
ブーケトスの代わりに和紙や折り紙を取り入れて
洋風のブーケトスに代わって、折り鶴シャワーや和紙吹雪を取り入れる演出も人気です。
色とりどりの折り鶴が舞う様子は幻想的で、ゲストも思わず見とれてしまうことでしょう。
和菓子ビュッフェや日本酒バー
「ゲストにも和を楽しんでもらいたい」という方には、食の演出が効果的です。
披露宴の中盤に、和菓子ビュッフェ・お団子コーナー・日本酒バーなどを設けると、
見た目も楽しく話題性も抜群。
写真映えする和菓子をデザートに
色とりどりの和菓子は写真映えするため、SNSでの発信効果も◎。
女性ゲストにはもちろん、甘党の男性や年配ゲストにも喜ばれます。
お酒が好きなら各地の日本酒コーナーも◎
お酒が好きなカップルには、全国の地酒を集めた日本酒利き酒コーナーもおすすめ。
出身地のお酒を用意することで、ゲストとの会話のきっかけにもなります。
和装フォトブースの設置
披露宴会場の一角に、和風のフォトブースを設けるのもおすすめです。
下記のような和の要素を組み合わせることで、ゲストが自由に写真を楽しめる空間が完成します。
・竹
・花柄
・扇子
・金屏風
・折り紙
特に近年ではSNS映えや思い出シェアの需要が高まっており、撮って楽しい・飾って嬉しい演出として注目されています。
さらに、ブースの小物に新郎新婦の名前や日付を入れておくと、写真に自然とオリジナリティが加わり、ゲストにも思い出として残ります。
両家を結ぶ「水合わせの儀」などの和儀式
式の中に、日本の伝統儀式を取り入れるのも素敵です。
代表的なのは「水合わせの儀」。
それぞれの実家の水をひとつの盃に注ぎ合わせ、「異なる環境で育った二人がひとつの家庭を築いていく」という意味が込められています。
ほかにも、「三三九度(さんさんくど)」や「折り鶴を折る儀式」などもおすすめ。
意味や由来のある儀式を取り入れることで、式そのものに深みとストーリー性が生まれます。
まとめ
ここまで、和装結婚式のメリットや衣装の選び方、会場選びのコツ、そして演出のアイデアまでご紹介してきました。
和装は、ただ伝統をなぞるものではなく「自分らしさを込めて、新しい形で伝統を受け継ぐ」そんな自由で豊かなスタイルです。
もちろん、準備や配慮が必要な場面もあります。
でもそれ以上に、
「日本に生まれてよかった」
「大切な人に喜んでもらえた」
そんな実感を得られる、心に残る一日になるはずです。
もし少しでも和装に惹かれる気持ちがあるなら、まずは衣装試着や和装婚に対応している式場を見学してみることをおすすめします。
あなたらしい美しさが、伝統とともに輝く——
そんな特別な一日を叶えてくださいね。
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熊本・福岡・山口に結婚式場を構えるマリーゴールドグループは、レストランウェディングならではの自由度の高いプランニングが可能です。
「当日の食事に和の要素を取り入れたい」
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