準備ガイド

2025.05.21

手作りだからこそ叶う、世界にひとつだけの特別な1日を

最近では、「自分たちらしい結婚式をしたい」「予算を抑えつつ、印象に残る演出をしたい」と考えるカップルが増えています。そんなおふたりに人気なのが、手作りで演出を用意する“DIYウェディング”です。少しの工夫とアイデアで、ゲストの心に残る感動的な一日を演出することができます。

この記事では、これまで多くの新郎新婦をサポートしてきた経験をもとに、実際に好評だったDIY演出アイデアをご紹介します。「自分たちにもできそう!」と感じられるヒントがきっと見つかるはずです。

DIY演出の魅力とは?

まず最初にお伝えしたいのは、DIY演出は「節約のため」だけではないということです。

手作りアイテムには、おふたりの想いや個性が詰まっていて、温かみやストーリー性を感じさせます。例えば、手書きのメッセージや家族との思い出の写真を使った装飾は、業者に依頼するよりもずっと心を打つものになります。

さらに、準備段階からふたりでアイデアを出し合い、協力して作業を進めることで、結婚式の本番だけでなく「準備期間」そのものがかけがえのない思い出に。DIYはコスト面だけでなく、“心”の満足度を高めてくれる素晴らしい選択肢なのです。

人気のDIY演出アイデア【ウェルカムスペース編】

ウェルカムボードを手作りで

ゲストが最初に目にする「ウェルカムボード」は、DIY初心者にもおすすめのアイテムです。
写真、手書きの文字、押し花などを組み合わせて、おふたりの雰囲気に合わせたデザインに仕上げましょう。

  • 木の板にカリグラフィーで名前を書くとナチュラルな印象に
  • 写真立てにポスターサイズの紙を入れてもOK
  • お花やガーランドで装飾すると一気に華やかになります

フォトガーランドでおふたりの歴史を紹介

お付き合いを始めた頃からの思い出写真を、麻紐にクリップで留めて飾るフォトガーランドは大人気。
ゲストも思わず足を止めて、微笑ましい気持ちになる演出です。

  • 100均で買える麻紐・木製クリップ
  • ミニ黒板に簡単なキャプションを添えるとさらに◎

人気のDIY演出アイデア【披露宴編】

席札にメッセージを添えて、心の距離を縮める

一人ひとりのゲストに向けた手書きのメッセージ付き席札は、感動間違いなしの演出。
時間はかかりますが、ゲストにとってはとても嬉しいサプライズになります。

  • 「いつも応援してくれてありがとう!」
  • 「今日来てくれて本当に嬉しいです。楽しんでね!」

手作りムービーで笑いと涙を演出

プロフィールムービーやエンドロールも、今やスマホアプリや無料ソフトで簡単に作れる時代。
写真や動画、音楽を組み合わせて、ふたりらしいストーリーを作りましょう。

  • 写真の出し過ぎに注意(1枚5秒以内が◎)
  • ゲストが映っている写真を多く使うと感情移入しやすい

人気のDIY演出アイデア【演出・サプライズ編】

「ドライフラワーシャワー」でナチュラル感を演出

フラワーシャワーもドライフラワーを使ってオリジナルに。
くすみカラーやラベンダーの香りが大人可愛い雰囲気を引き立てます。

  • 事前にラッピングして小袋に入れておくと配布しやすい
  • ペーパーコーンに入れて渡すと写真映えも◎

両親への手紙を「アルバム」にして贈る

感謝の手紙を読む演出は定番ですが、アルバム形式にして写真と一緒に贈ることで、あとから何度も読み返せる宝物になります。

  • 幼少期のエピソード
  • 結婚を迎える心境
  • 両親への感謝とこれからの決意

人気のDIY演出アイデア【ゲスト参加型編】

結婚式は新郎新婦だけでなく、ゲストにとっても特別な一日です。だからこそ、「ゲスト参加型」のDIY演出を取り入れると、より一体感のある温かい雰囲気が生まれます。

ゲストによる“手作りメッセージカード”

受付や会場の片隅に、ゲストが自由にメッセージを書ける「手作りカードコーナー」を設置するのはいかがでしょうか?
クラフト紙やカラフルな画用紙をカットして、シールやマスキングテープなどを用意すれば、簡単に手作りメッセージカードのDIYコーナーが完成します。結婚式後にアルバムとして残せば、二人の宝物になります。

寄せ書き風ウェディングキャンバス

ゲストに“ひと筆”ずつ書いてもらうウェディングキャンバスも、人気の高い演出のひとつです。大きめのキャンバスに、「お祝いの言葉を書いてください」と案内しておけば、個性豊かな寄せ書きアートが完成!
完成したキャンバスは新居に飾って、ふたりの原点を思い出すアイテムになります。

“乾杯ワード”をゲストから募る

ちょっとユニークな演出として、「乾杯の掛け声」をゲストに考えてもらうというアイデアもあります。受付時に紙に書いて投票形式にしておけば、乾杯の瞬間までワクワク感をキープできます。
選ばれた“オリジナル乾杯ワード”で、式場が笑顔と笑い声に包まれることでしょう。

人気のDIY演出アイデア【子ども参加型編】

小さなお子さま連れのゲストにも配慮した演出を用意すれば、式全体がよりアットホームに。DIYを取り入れれば、低予算でも心のこもったおもてなしが可能です。

お絵かきコーナー&ぬりえ席札

席札の裏を白紙にして、クレヨンや色鉛筆を一緒に置いておくだけでも、子どもたちは夢中になって楽しめます。オリジナルの「ぬりえ付き席札」を用意するのもおすすめ。新郎新婦の似顔絵やペットのイラストなどをモチーフにすると、個性が出て盛り上がります。

キッズ専用フォトブース

風船やガーランド、簡易背景などをDIYで設置すれば、子どもたち専用のミニフォトブースが完成。100円ショップなどで揃えられるアイテムばかりなので、費用を抑えつつ楽しい空間を演出できます。衣装(王冠・マントなど)も用意しておけば、撮影タイムが大人気に!

人気のDIY演出アイデア【お見送り編】

披露宴が終わったあとの「お見送りタイム」も、DIYアイテムで印象的に締めくくりましょう。

手作りプチギフトで最後まで温かく

市販のプチギフトに一工夫するだけで、感謝の気持ちがより伝わります。

  • クラフト袋にシールやリボンをあしらう
  • 手書きの「Thank youカード」を添える
  • ふたりで包んだお菓子やお茶セットを入れる

など、アイデア次第でオリジナリティが出せます。手作りだからこそ、ゲストにも温もりが伝わります。

お見送りボードで余韻を演出

出口付近に「ふたりからのメッセージボード」をDIYで設置するのもおすすめです。黒板風のボードにチョークでメッセージを書く、写真をたくさん貼るなど、アイディアは無限大。ふたりの言葉でゲストへの感謝を伝えましょう。

DIYの注意点と成功のコツ

準備は早めにスタート

手作りには思った以上に時間がかかるもの。余裕を持って取り組むことが成功のカギです。

  • 結婚式の3〜4ヶ月前:アイデア出し&材料の購入
  • 2ヶ月前:制作スタート
  • 1ヶ月前:完成&確認作業

無理はしない。任せるところは任せよう

全てを手作りしようとすると負担が大きくなってしまいます。
「大事なところだけDIY」「装飾は自作、演出は式場に任せる」など、バランスを取りながら進めましょう。

結婚式場との連携も忘れずに

DIY演出を取り入れる際は、事前に式場スタッフとしっかり打ち合わせを行いましょう。
「持ち込みできるか」「どこに飾ってもいいか」「演出の時間がとれるか」などを確認しておくことで、当日のトラブルを防げます。

私たちの式場では、おふたりの「やってみたい!」を全力でサポートする体制を整えています。装飾の設置、演出タイミングの調整、当日のサプライズ演出まで、お気軽にご相談ください。

まとめ:世界に一つだけの結婚式をDIYで叶えよう

DIYは、費用を抑えるだけでなく、ふたりらしさを最大限に表現できる素晴らしい方法です。ゲストも巻き込んだ演出で笑顔があふれ、心温まる一日になること間違いなし。

手作りだからこそ伝わる“感謝”や“個性”。今回ご紹介したアイデアを参考に、ふたりの「好き」や「思い出」が詰まった世界に一つのオリジナルウエディングを叶えてください。

式場やスタッフも、ふたりの想いに寄り添って協力してくれるはずです。無理のない範囲で、楽しく準備していきましょう!