2025.02.19

結婚式のテーブルコーディネート

結婚式の雰囲気を大きく左右する「テーブルコーディネート」と「装花」。

ゲストが一番長い時間を過ごす披露宴会場のテーブルは、結婚式全体の印象を作り上げる重要なポイントです。結婚式の会場コーディネートは、結婚式全体の雰囲気を決めます。

しかし、どのように決めていけばよいのか迷ってしまいますよね。

この記事では、結婚式のテーブルコーディネートと装花を決める基本的なステップやアイディアをご紹介。理想の空間を作るためのヒントが満載ですのでぜひ最後までご覧ください!

【基礎知識】結婚式のテーブルコーディネート&装花決めの基本STEP

STEP1:結婚式全体のテーマを決める

まずは、結婚式全体のテーマやコンセプトを明確にするところから始めましょう!

テーブルコーディネートや装花のデザインは、テーマに沿ったものにすることで統一感が生まれ、ゲストにとって記憶に残る空間が完成します。

テーブルコーディネート&装花はプロの手を借りて完成させるものなので、まずは自分の理想のイメージを共有できるように準備をすることがポイントです!

好きなもの、好きな色、好きな映画、好きなインテリア、好きな花、好きなキャラクターなど、好きな世界観のキーワードを、難しく考えずにとにかく書き出してみましょう。

イメージがなかなか湧かないという人は、好みの色や雰囲気(ナチュラル、シックなど)だけでも見つけておきましょう!好みの雰囲気をヒントに、フローリストさんが希望に沿って提案してくれます。

STEP2:イメージに合う写真を集める

次に、雑誌やInstagramなどのSNS、Pinterestなどで、理想に近いコーディネート写真を探してみましょう。街中で素敵!と思った場所やデザインを写真に収めておくなど方法は様々です。

打ち合わせの際に、イメージしているコーディネートを言葉で伝えるのはなかなか難しく、完成したものを見て「イメージしていたものと違った…」となってしまうことも。

そうならないために重要になるのが、「写真でイメージを共有すること」です!

好きな雰囲気だけではなく、苦手な雰囲気の写真も集めておくこともおすすめ!

完成した会場コーディネートは事前に確認ができないので、写真を準備してコーディネーターとしっかりイメージの擦り合わせを行いましょう。

STEP3:イメージに合う写真を集める

さらに理想のコーディネートに近づけるための「事前準備」と打ち合わせがよりスムーズに進む「ポイント」もご紹介します!

・衣裳や小物の写真も準備する

テーブルコーディネートや装花の打ち合わせ時点では、衣装は決まっていることがほとんどです。

全体の色味や雰囲気を揃えるためにも、ウェディングドレス・タキシード・お色直しのカラードレスやアクセサリーなどの写真も用意しておきましょう!会場によってはスタッフとフローリストが共有していますが、自分で用意するものなどがある場合は写真の準備は必須です。

コーディネートを考える上で衣裳や小物とのバランスまで考えておくと、さらに統一感があり、おしゃれなコーディネートに仕上がります。具体的にイメージができていなくても、コーディネーターから幅広い提案をしてもらいやすくなります!

・予算を事前に決めておく

会場装花は料理や衣装に続いて高額になりやすいので、事前に上限を決めておくと予算オーバーを防ぐことができます。予算を決めた上でコーディネーターと打ち合わせをすれば、予算を踏まえた上での提案をしてくれるのでよりスムーズに打ち合わせができます。

・譲れないポイントを決めておく

一生に一度の結婚式なので、理想はできる限り叶えたいですよね。ただ理想のすべて詰め込むと、予算を大幅に超えてしまう可能性も…。「これだけは譲れない!」というポイントを明確にしておくことをオススメします。

例えば、「メインテーブルの装花が1番重要」「ゲストテーブルの装花は予算内でできるだけ華やかにしたい」など、ポイントをいくつか考えてみましょう。その中から、さらに優先順位をつけることも大切です。

そうすることでおふたりに合った提案を受けることができ、より満足度の高いコーディネートにつながります!

STEP4:プランナーやフローリストとの打ち合わせ

テーブルコーディネートや装花は、プロと相談しながら進めるていきます。会場ごとの特性や、経験豊富なフローリストの意見を取り入れることで、より完成度の高い空間が実現。

STEP1~3で準備した写真やイメージ、ポイントをしっかりと伝え、理想のテーブルコーディネートを完成させましょう!

 

ここまでは結婚式のテーブルコーディネートと装花を決める「基本的なステップ」をご紹介しました!
初めの方に向けて細かく解説しましたが、結婚式のテイストや雰囲気をどうしたらいいかわからない方や特に希望がない方も難しく考えすぎず、ぜひ会場のスタッフに相談してみてください!

経験豊富なスタッフがいろいろな要素を踏まえて、ピッタリな提案をしてくれるはずです!

結婚式の装花

次は実際のテーブルコーディネートのアイディアをご紹介します。

結婚式のテーブルコーディネート&装花のアイディア

装花以外の装飾アイテムを取り入れる

装花だけでなく、小物を活用することで、より個性的なテーブルコーディネートが完成します。

おすすめの装飾アイテム

テーブルナンバー:ウッドやアクリル素材など、テーマに合わせたデザインを選ぶ。

ミニギフト:席札代わりにプチギフトを置くアイデアも人気。

ライトアイテム:LEDライトやフェアリーライトを使えば、夜の披露宴でも幻想的な空間に。

花言葉に想いやメッセージを込める

お花は美しい見た目だけでなく、その花の「花言葉」にも特別な意味があります。

花言葉を意識して選ぶことで、結婚式の装花に特別な意味を持たせることができるので、ゲストへの感謝や新郎新婦の想いを表現する方法としても効果的。

結婚式でよく使われるお花とその花言葉をご紹介します!

1. バラ(Rose)

花言葉

・赤いバラ:「愛」「美」「情熱」

・白いバラ:「純潔」「尊敬」

・ピンクのバラ:「感謝」「幸福」

・オレンジのバラ:「絆」「情熱」

ポイント:愛の象徴であるバラは、結婚式の装花に人気の花です。色によって花言葉が異なるため、テーマや新郎新婦の気持ちに合わせて選ぶことができます。

2. カスミソウ(Baby’s Breath)

花言葉:「感謝」「清らかな心」「幸福」

ポイント:小さな白い花が集まったカスミソウは、他の花を引き立てる役割を持ちながら、可憐さを演出します。純粋な愛を象徴し、ナチュラルウェディングにぴったりなお花です。

3. ユリ(Lily)

花言葉

・白いユリ:「純潔」「無垢」

・ピンクのユリ:「華麗」「尊敬」

ポイント:気品と美しさを持つユリは、高級感のある装花に最適です。特に白いユリは、純潔な愛を象徴するため、ウェディングの定番となっています。

4. ガーベラ(Gerbera)

花言葉:「希望」「前進」「感謝」

ポイント:カラフルで明るい印象を与えるガーベラは、ゲストテーブルやブーケに取り入れると、元気で楽しい雰囲気を演出してくれます。

5. アジサイ(Hydrangea)

花言葉:「感謝」「家族の絆」「忍耐強い愛」

ポイント:初夏の結婚式に人気のアジサイは、和の雰囲気にもマッチします。ボリューム感があり、装花全体を豪華に見せてくれる花です。

6. スズラン(Lily of the Valley)

花言葉:「幸福の再来」「純粋」「愛の告白」

ポイント:小さなベルの形をしたスズランは、上品で可憐な印象を与えます。結婚式で使うと、「幸せを呼ぶ」という意味を込められるので縁起が良い花です。

7. チューリップ(Tulip)

花言葉

・赤:「愛の告白」「真実の愛」

・白:「失われた愛」「純潔」

・ピンク:「誠実な愛」「幸福」

ポイント:春の結婚式に人気のチューリップは、温かみのある雰囲気を作り出します。色によって異なる花言葉を持つので、テーマに合わせて選びましょう。

8. アイビー(Ivy)

花言葉:「永遠の愛」「友情」「結婚」

ポイント:ツタの一種であるアイビーは、装花のアクセントとしてよく使われます。「永遠に絡み合う」という意味を持つため、結婚式にふさわしいシンボルとなります。

9. ダリア(Dahlia)

花言葉:「華麗」「感謝」「永遠の絆」

ポイント:存在感のあるダリアは、メインテーブルやブーケにぴったり。華やかで上品な雰囲気を作り出します。

10. サムシングブルーに使える花

青い花(デルフィニウムやブルースターなど)は、「永遠の幸せ」を象徴する色として人気です。特にブルースターは、花言葉「幸福な愛」が結婚式にぴったりです。

 

結婚式は人生を彩る特別な日。花言葉を活かした装花で、忘れられない特別な一日を演出するのも◎。

まとめ

結婚式のテーブルコーディネートと装花は、ゲストへのおもてなしの心や会場の雰囲気を演出する非常に重要な要素です。今回ご紹介した基礎知識やステップをヒントに、おふたりらしい空間を作り上げてくださいね。