準備ガイド

2025.06.18

結婚式のクライマックス。
その一つが「手紙を読む瞬間」です。

これまでの感謝を自分の言葉で伝える時間。
照れくさくて普段は言えない想いも、手紙なら届けられます。

一通の手紙に、これまでの歩みと家族への深い想いを込めて。
その数分間が、両親との絆をより強く結び直してくれるでしょう。

この記事では、感動を呼ぶ「両親への手紙」の書き方を、構成の工夫や実例を交えてご紹介します。

結婚式の手紙はなぜ感動を呼ぶのか

結婚式で読む手紙は、ただのあいさつ文ではありません。

そこには長い年月の想いと、親子の絆が詰まっています。

なぜこんなにも心を動かすのか、その理由を探ってみましょう。

思い出がよみがえる特別な時間

結婚式のクライマックスで手紙を読む時間は、親子の思い出がよみがえる瞬間です。

幼いころの出来事、進学、就職、そして結婚など、両親が見守ってくれた年月が心に浮かびます。

あのときの何気ない一言や、小さな出来事が胸を打ちます。

手紙は過去と今をつなぐ大切な架け橋となるのです。

普段言えない感謝が届く

手紙は、日常では照れくさくて言えない感謝を伝えられます。

「ありがとう」「大好き」「育ててくれてありがとう」

そんな言葉が、心にまっすぐ届くのが魅力です。

普段は照れて言えない気持ちも、手紙にすれば素直に伝えられます。
両親もその真心に、胸が熱くなることでしょう。

結婚式で手紙を書く前に準備しておくこと

いざ手紙を書こうと思っても、すぐに筆が進むわけではありません。
感謝をきちんと届けるためには、事前の準備がとても大切です。

気持ちを整理する

まずは、伝えたい気持ちを書き出しましょう。
思い出や感謝、伝えたいエピソードを箇条書きにします。

書きながら、自分の心が整っていくのを感じられるはずです。
一つひとつ振り返る時間も、かけがえのないものになるでしょう。

書く相手を明確にする

両親それぞれに伝えたいことがある場合は、父用・母用と分けて考えると整理しやすくなります。

伝え方を変えることで、想いも一層伝わりやすくなります。
特に父と母の性格や思い出を思い出すと、文章に個性が出てきます。

結婚式で読む手紙の基本構成

手紙を読み上げる演出は、結婚式最後を飾るシーンでもあります。
そのため、何から書けばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、手紙の基本的な構成をご紹介します。

導入文で素直な気持ちを

最初の数行で、読む前の心の準備をします。
「今日はありがとう」など、シンプルに書きましょう。

緊張していても、はじめの一言で気持ちがほぐれます。
率直な気持ちを伝えることが第一歩です。

思い出を振り返る

子ども時代のエピソードを入れると、親の胸に響きます。
たとえば「運動会で応援してくれたこと」などが効果的です。

具体的な場面を思い浮かべながら書くと、情景が伝わります。
両親の表情が目に浮かぶような描写を心がけましょう。

感謝の言葉を伝える

「今まで育ててくれてありがとう」
「どんなときも味方でいてくれた」
具体的な感謝を入れると、より心に残ります。

何をしてもらったか、どんな気持ちが支えになったか。
思い出とともに感謝を言葉にすると、想いが一層深く伝わります。

結びは未来への想いを

結婚後の決意や、これからもよろしくという言葉で締めましょう。
「これからも変わらず見守っていてね」といった表現がおすすめです。

未来に向けての前向きなメッセージは、両親に安心感を与えます。
新たな家族への想いも添えてみましょう。

両親が感動する結婚式の手紙を書くコツ

感動を呼ぶ手紙にするには、少しの工夫と心がけが大切です。
伝える技術ではなく、以下のように想いの込め方を意識してみましょう。

無理に上手く書こうとしない

言葉のうまさよりも、想いの強さが大切です。
たどたどしくても、自分の言葉が一番伝わります。

等身大の自分で書くことが、何よりも大事です。
飾らない言葉が、心に響きます。

感謝とエピソードを一緒に

ただ「ありがとう」だけではなく、
「〇〇してくれて、ありがとう」と具体的に伝えると印象が深まります。

記憶に残る出来事と一緒に伝えることで、感情がよりリアルに伝わります。

感情を込めて声に出して練習

読み上げる前に、声に出して練習しましょう。
感情のこもった声は、聞く人の心を打ちます。

声の強弱や間を意識するだけで、印象が大きく変わります。
実際に読むことで、自信にもつながります。

結婚式の手紙を書く際によくある質問と注意点

手紙を書くときは、迷いや不安を感じることもあるでしょう。
ここでは、よくある疑問とその対処法をご紹介します。

誰宛てに書けばいい?

両親へ向けた手紙が一般的です。
しかし、片親や祖父母に育てられた方は、両親宛の内容でなくても問題ありません。

ご自身の家族構成や関係性に合わせて柔軟に考えましょう。

長さの目安は?

2〜3分ほどがちょうど良い長さです。
原稿用紙で2枚程度、文字数で言えば600〜800字が目安です。

手紙は長すぎても伝わりづらくなります。
簡潔に、でも心を込めてまとめましょう。

涙で読めなくなったら?

無理に読もうとせず、途中で新郎や司会者に代読してもらってもOKです。
感情があふれるのは、それだけ想いがある証拠です。

涙が流れることも感動の一部と言えます。
無理せず、自分らしく届けましょう。

結婚式の手紙が書きやすくなるヒント集

手紙は自分の気持ちを素直に伝えることが何よりも大切です。
ここでは、書き出しや感謝の伝え方、結びの言葉について、参考になる表現をいくつかご紹介します。
あくまでもヒントとして活用し、ご自身の言葉でアレンジしてみましょう。

書き出しに悩んだときは…

手紙の最初の一文は、書く人も読む人も緊張するものです。
落ち着いた気持ちで伝えるために、まずは感謝を込めた優しい一言から始めると良いでしょう。

書き出しでは、ゲストへの断りや両親への感謝の気持ちに関する文章を入れるのがおすすめです。
あなたの想いが自然と伝わるように、話しかけるようなシンプルで温かい言葉を意識してみましょう。

例文:ゲストへの断り

本日はご多用の中、私たちの結婚式にお越しいただき、心より御礼申し上げます。
私ごとで恐縮ですが、この場をお借りして、両親への手紙を読ませていただきたく思います。
しばしの間、どうかお付き合いください。

例文:両親への文章

お父さん、お母さんへ。
今日という日を迎えられたのは、これまでずっと支えてくれた2人のおかげです。
感謝の気持ちを言葉にして届けたくて、手紙を書きました。
どうか、私の気持ちを最後まで聞いてください。

感謝を表現するには

感謝の言葉は、手紙の核となる部分です。
どんな場面で助けられたか、何が心に残っているかなど具体的なエピソードを書いてみましょう。
「ありがとう」だけで終わらせず、その理由や背景を伝えることが大切です。

例文:お母さん宛

お母さん、あの頃はわがままばかりでごめんね。
何度も困らせたのに、いつも味方でいてくれたね。
大きな愛で包んでくれたこと、今も心に残っています。
素直になれなかったけど、お母さんの手料理が大好きでした。
特にお弁当は、毎日の楽しみだったよ。
フタを開けるたび、ほっとする気持ちになったのを覚えています。

例文:お父さん宛

お父さん、子どもの頃の週末を覚えてる?
よくいろんな場所に連れて行ってくれたよね。
あの時間がうれしくて、休みの日が待ち遠しかったよ。
きっと仕事で疲れていたはずなのに、私の笑顔を優先してくれたんだよね。
その優しさに、今あらためて感謝しています。

未来への決意

手紙の終盤は、これからの未来に向けた前向きな気持ちを込めましょう。
新しい生活への決意や、これからも続く家族のつながりへの想いが伝わると、温かい締めくくりになります。

手紙全体があなたらしいリズムでまとまるように、結びにも心を込めて書くのがポイントです。

例文

今日から、○○さんと一緒に新しい毎日を歩き出します。
お父さんとお母さんのそばを離れるのは少し寂しいけれど、○○さんがいてくれるから、私は安心です。
これからふたりでたくさん笑って、たくさん話して、心あたたまる家庭を築いていきます。
どうか、見守っていてください。

結びの言葉

手紙を結ぶ文章には、感謝の気持ちと「これからもよろしく」といった想いを綴りましょう。
また、ゲストへのメッセージや、これから繋がりが深くなる義理の両親への言葉を加えるとより丁寧な手紙になります。

例文:両親に向けてのメッセージ

お父さん、お母さん、私を大切に育ててくれてありがとう。
2人のもとに生まれてこられて、本当に幸せです。
私はお嫁にいってしまいますが、お父さんとお母さんの娘であることに変わりはありません。
これからもどうぞよろしくお願いします。

例文:義理の両親へのメッセージ

○○さんのお父さんお母さん、私を家族の一員として温かく迎えてくださり本当に感謝しています。
まだまだ未熟な私ですが、これからも末永くよろしくお願いいたします。

例文:ゲストへ向けたメッセージ

会場にお集まりいただいた皆さま、本日は私たちのために駆けつけてくださり本当にありがとうございました。
これからは2人で力を合わせてすてきな家庭を築いていきますので、今後もご指導のほどよろしくお願いします。

結婚式の手紙で避けたい表現

どんなに良い手紙でも、内容によっては誤解を招くこともあります。
避けたほうがよい表現を知っておくと安心です。
以下では、結婚式の手紙で避けた方がいい表現を見ていきましょう。

ネガティブな内容

過去のつらい出来事や不満は、書かないようにしましょう。
手紙は感謝と愛情を伝える場です。

感動の中に、温かさと明るさが必要です。
会場の雰囲気を考えながら内容を整えましょう。

内輪すぎる話題

内輪ネタや家族だけが知っている話題は、ゲストに伝わりにくく、場が白けることもあります。

聞いている人も共感できる内容を意識しましょう。
場の空気を和ませる工夫も大切です。

長すぎる敬語や難しい言葉

硬すぎる言葉や文章は、伝わりにくくなります。
「〜いたします」などの多用は避け、やさしい言葉を選びましょう。

誰にでも伝わる言葉を使うことで、心が届きやすくなります。

▶︎クライマックスを盛り上げる演出についてはコチラ

まとめ

両親へ向けた手紙は、普段伝えられない想いを届ける特別な機会です。
何年経っても心が温まる特別な力がある、一生の宝物と言えます。

結婚式の手紙を書く大きなポイントは、上手な文章よりもまっすぐな気持ちを綴ること。
素直な想いこそが一番の贈り物になります。

結婚式で両親への手紙を書きたいと考えている方は、今回紹介したポイントをぜひ参考にしてみてくださいね。

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