2025.06.04

『結婚式』と聞くと、たくさんのゲストを招いた盛大な披露宴を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし最近では、両家の親族や本当に親しい友人だけを招いて行う『少人数婚』が注目を集めています。
華やかさは控えめかもしれませんが、その分、一人ひとりと心を通わせる温かい結婚式が実現できるのが魅力です。
ここでは、少人数婚だからこそ叶う特別な時間や、準備のポイント、演出アイデアなどをたっぷりご紹介します。
少人数婚が選ばれる理由
家族や親族、親しい友人を招待して少人数で行われるウェディングスタイルは近年多く見られるようになってきました。少人数結婚式としての定義はないのですが、一般的には30人以下の家族や親族を中心とした結婚式・会食のことをいいます。
費用面や準備面などでも負担が少なく、家族を重視した結婚式を希望するカップルにはおすすめです。また、ゲストとの交流が近いためアットホームな結婚式になることが選ばれている理由のひとつです。
少人数婚を選ぶカップルが増えている背景には、いくつかの明確なポイントがありますのでご紹介いたします。
本当に大切な人たちと過ごす時間を大切にできる
大人数の披露宴では、ゲストへの挨拶や写真撮影、進行に追われてしまい、一人ひとりとゆっくり話す時間を確保するのが難しいもの。その点、少人数婚なら大切なゲスト全員としっかりと時間を共有でき、深く心に残るひとときを過ごすことができます。
柔軟な演出が可能に
ゲストの人数が少ない分、演出内容や会場の使い方などの自由度も増し、おふたりの理想の結婚式を実現することができます。
ゲスト参加型の演出や、思い出の場所での挙式、食事を楽しみながらの会話中心のパーティーなど、型にとらわれない結婚式が実現可能です。
経済的な負担を抑えつつ、質の高いおもてなしができる
ゲストの人数が少ないことで、会場費や料理、引き出物などの総費用を抑えることができ、その分、料理や装花などにこだわる余裕が生まれます。限られた人数だからこそ、より丁寧で上質なおもてなしが可能になります。
少人数婚のスタイルとおすすめの会場
少人数婚と一言でいっても、そのスタイルはさまざまです。代表的なスタイルと、それぞれに合った会場タイプを見てみましょう。
家族婚(10~20名)
親や兄弟姉妹、祖父母など、ごく近しい親族のみを招いた家族婚は、アットホームで穏やかな雰囲気が魅力です。自宅やレストラン、旅館など、落ち着いた空間で行うことが多く、両家の絆を深める絶好の機会となります。
親族+親友婚(20~30名)
家族に加え、学生時代からの親友や職場の親しい同僚なども招くスタイル。ホテルやゲストハウス、小規模の専門式場などが人気です。少人数でありながらも、結婚式らしい演出や演奏を取り入れやすく、感動的なシーンを演出できます。
挙式+会食スタイル
チャペルや神社などで挙式を行い、その後に会食という流れも人気です。料理にこだわったレストランや料亭を利用することで、格式と美味しさを兼ね備えたおもてなしが叶います。
少人数婚のメリット・デメリット
少人数婚だからこそのメリット・デメリットもあります。メリット・デメリットを知った上で、おふたりの理想の結婚式に近づくものとなれば幸いです。
メリット・デメリットをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
メリット
アットホームな雰囲気
新郎側・新婦側のお互いの家族・親族やゲスト同士の距離が近くなり、交流しやすいので、一体感があり隔たりがなくアットホームな雰囲気の結婚式になるため、リラックスした時間を過ごせます。
費用を抑えやすい
料理や引き出物、招待状など、人数が少ない分、費用面でも総額が抑えられる。また、会場費も大人数よりも少ない人数に対応した会場を選べるので、その分の費用を抑えることもできる。
準備が比較的スムーズ
少人数婚は人数が少数なので、招待状・席次表の準備や結婚式会場の装飾品等も、大人数の結婚式に比べると負担が軽減されます。そのため、おふたりの時間と労力を要する準備期間も大幅に減るため、身体的・精神的な負担も少なくなります。
ゲストとの距離が近い
ゲスト全員とより近く会話したり写真を撮ったりできることが魅力的なポイント。より心温まる時間を過ごせます。
自由度が高い
おふたりの記念日や誕生日など、自分たちの希望日に結婚式を執り行いたいカップルにおすすめです。また、小人数婚だと結婚式スタイルのアレンジもしやすいという利点があります。おふたりの希望するスタイル、例えば、「カジュアル結婚式」や「フォーマル結婚式」…など、選択肢が広がります。
デメリット
呼ばれなかった人への配慮が必要
家族や親族など、親しい顔ぶれだけで結婚式を行うと、招待していない方(友人たちなど)への報告を忘れがちになります。また、事後報告はトラブルの元にもなりかねないので、事前に『家族(親族)だけでこぢんまりと結婚式を行う旨の連絡』を相手の方に伝えることが重要なポイントです。
直接結婚報告をするのがベストですが、手紙やメールなどでもいいので、後回しにせずなるべく早く報告するようにしましょう。
盛り上がりに欠けることも
大人数に比べて演出や余興が控えめになる場合が多く、華やかさに欠けると感じる人もなかにはいるかもしれません。ですが、司会者やBGM、照明などを工夫することで披露宴の雰囲気をカバーすることが可能です。
特定の人との関係に偏りやすい
招待客の選定によっては「呼ばれていない人」から距離を置かれるリスクも考えられます。新郎側・新婦側のゲスト人数のバランスも見ながら招待客を考えなければいけません
式場やプランの選択肢が限られることも
少人数婚に対応している式場は限られるため、大人数向けの式場で少人数婚をすると割高になってしまうケースもあるので注意しましょう。少人数婚をお考えの場合は、まず最初にスタッフの方に『少人数婚に対応している式場かどうか』『少人数婚のプランがあるかどうか』を必ず確認しましょう。
心に残る少人数婚のアイデア
人数が少ないからこそ、ゲストとの距離が近く、一人ひとりの存在を大切にした演出が映えます。以下のようなアイデアを参考にしてみてください。
ゲストに合わせた演出を用意する
感謝の気持ちを直接伝えるのが難しい場合は、手紙という形で思いを届けるのもおすすめです。
席札の裏などや手紙を個別に準備し、一言メッセージを書き添えたりするだけでもぐっと心に響く演出になります。また、招待状や引き出物をゲスト一人ひとりに合わせて個別に用意するのも感動的で印象に残るものとなります。少人数だと手作りの招待状などを心を込めて準備することができます。
ゲストとの会話を大切にする進行
スピーチや余興ばかりに時間を取られず、歓談中心の時間を多めに取ることで、リラックスした空気の中でゲストとしっかり会話ができます。ゲストからも「こんなにゆっくり新郎新婦と話せるなんて嬉しい」と好評です。
思い出を共有する映像演出
写真や動画を使ったプロフィールムービーに、ゲストとの思い出を盛り込むと、より感動的な演出になります。人数が限られているからこそ、一人ひとりの登場シーンを丁寧に作ることができます。
少人数婚を成功させるためのポイント
温かい雰囲気を作り上げるためには、細やかな配慮と準備が欠かせません。
招待客は丁寧に選ぶ
招待する人数が少ない分、「なぜこの人は呼んで、この人は呼ばなかったのか」という点が気になることもあります。招待する人はお互いにしっかりと話し合い、納得できる形を取ることが大切です。
料理・ドリンクは妥協しない
少人数だからこそ、料理やドリンクの質はとても大切です。「この人数なら普段より少し良いコースにできる」といった形で、満足度を高めましょう。
また、アレルギー対応やお子様メニューなど、細やかな対応ができるのも強みです。
進行はシンプルに、心を込めて
盛りだくさんの演出よりも、丁寧な進行と心のこもった言葉の方が、ゲストの心に残ります。司会者もプロではなく、親しい友人にお願いするのも温かみのある演出になるかもしれません。
少人数婚で得られる〝深い満足感〟
華やかさを追い求めるのではなく、本当に大切な人たちとのつながりや、自分たちらしいスタイルを大事にできるのが少人数婚の魅力です。派手さがない分、後から写真や映像を見返しても、『あの人の笑顔が見られてよかった』『心から感謝の気持ちを伝えられた』といった、深い満足感が残るはずです。
結婚式は人生の節目であり、感謝と未来を共有する大切な場です。大勢を前にするのが苦手な方、シンプルな式を希望している方、家族との絆を大切にしたい方には、少人数婚がぴったりです。
まとめ
少人数婚は、ただ「小規模な結婚式」というだけではありません。それは、新郎新婦とゲストの距離がぐっと縮まり、心からの感謝や祝福が交わされる、かけがえのない空間です。費用や演出の自由度、そして何よりも「人とのつながり」に重点を置くスタイルは、これからの時代にもふさわしい選択肢といえるでしょう。
ぜひあなたも、少人数婚でしか味わえない心温まる結婚式を、一生の思い出にしてみませんか?
マリーゴールドグループではスタッフ一同心を込めて対応させていただきます。ぜひご相談ください!!
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